「Apple」は2月2日から4月10日まで新学期に向け恒例の「新学期を始めようキャンペーン」を行っています。
私は今回このキャンペーンを使用して「iPad Air(第5世代)(以降「iPad Air 5」)」を購入しました。
ちなみに、私は昨年このキャンペーンで「M1 Mac mini 1TB」を購入しています。
今年の「新学期を始めようキャンペーン」の内容
「新学期を始めようキャンペーン」は、新学期に向けて学生などが「Apple」製品を買いやすいように特別な割引をするキャンペーンです。割引は、価格値引きではなく「Apple Gift Card」付与で割引されます。
「Apple」の学割の対象は学生の他に教職員、PTA役員も含まれます。私は「放送大学」在学中なのでおじさんですが大学生扱いです。
今年の「新学期を始めようキャンペーン」が昨年と違うのは、「Mac mini」が対象機種から外れ対象が絞られていることです。
一方、「Apple Gift Card」の還元額はアップしています。
昨年の最大還元額は「Mac」購入時の18,000円だったのですが、今年はそれが24,000円と大幅アップ。「iPad」も昨年の12,000円から19,000円にアップしています。
この結果、私が購入した「iPad Air 5」では、割引率が約30%(29.1%)と昨年の「M1 Mac mini」の22%より大幅値引きとなっています。
これは、昨年の円安による為替レートの影響で大幅に製品価格が上がったのに対して「Apple」からのお詫びが含まれているのかなと勘ぐっています(^_^)
ちなみに、昨年3月の「iPad Air 5」発売当初の74,800円から見ると、割引率は約12%としょぼくなります。
「Apple」製品の価格が上昇しているのは日本だけ。「Apple」の本国・米国では「iPhone」を含め数年価格改定は行われていません。
そもそも15年前は1ドル75円でした。仮に、1ドル75円のままだったら「iPad Air 5」は約45,000円と手頃な価格に収まっていたはずです。
国民にメリットがあった円高を捨て、デメリットのない円安施策をしたのは自民党・公明党政権。「Apple」ユーザーは「Apple」の製品の価格上昇の嘆くのではなく、その責任を国民のことを見ず、お友だちだけを優遇する施策を続けている自民党・公明党政権に対して怒るべきです。
今年も「新学期を始めようキャンペーン」を活用した理由
当初、私は今年の「新学期を始めようキャンペーン」を利用するつもりはありませんでした。
何故なら、昨年10年振りの「M1 Mac mini」購入で買い替えは一順。早急に購入しなければならない機種はなくなったと考えていたからです。
しかし、今年の「新学期を始めようキャンペーン」で「Apple Gift Card」の還元金額が「iPad」でも19,000円と魅力的な割引だったので、少々気持ちが揺らぎました。「この値引き引を利用して『iPad 2018』を買い替えるのも一案かな」と。
「Apple」の製品は多少古くても高額買取してくれるので、新機種購入時の負担軽減になります。
でも、私が使っている「iPad 2018」は5年前の機種。いくら高額買取の「Apple」製品でも5年前で「iPad」4世代前の機種だと今後売却価格がかなり下がってくることが確実です。
中古ショップ「イオシス」で「iPad 2018」の買取価格を調べたら「使用感はあるが目立つ傷はない」でも買取上限金額が24,000円(最低買取保証金額19,900 円)。私の第一印象は「結構良い値段で買い取ってくれる!」でした。
「iPad 2018」に不満はないが、後数年使ったため売却価格が二束三文になってしまうより(「iPhone X」がこれでした)、高額で買取してくれるこの時期に買い替えした方が結果として買い替えの金銭負担が軽くなるメリットがあるはず、と考えました。
購入機種の選定
そこで「新学期を始めようキャンペーン」を利用して「iPad」を購入した場合をシュミレーションし、結論を出すことにしました。
「新学期を始めようキャンペーン」の対象機種は「iPad Air 5」と「iPad Pro」で、無印「iPad」と「iPad mini」は対象外です。
今までの「iPad 2018」でもスペック的不満はなかったので「iPad Air 5」で十分、「iPad Pro」はオーバースペックとの判断はすぐ付きました。そもそも「iPad Air 5」でもオーバースペックともいえます。
では、「iPad Air 5」購入の場合、スペックをどのようにするのが良いのか検討しました。
セルラー版か?、Wi-Fi版か?
「iPad 2018」を始め過去の「iPad」はほとんどセルラー版を選択してきました。
しかし、思ったほど外出先などセルラー環境で使う機会は多くなかったのが現実でした。
また、3.11の「東日本大震災」を経験し、万が一のため「iPhone」以外の通信回線の確保が必要と思い、「iPad」を予備回線機と考えセルラー版にした経緯もあります。
この予備回線端末に関しても、「iPhone」がデュアルSIMに対応した現在、「iPad」を予備回線機とする必然性もなくなってきました。
さらに、「iPad」のセルラー版はWi-Fi版より24,000円も高いので、Wi-Fi版で十分ならその分価格を抑えられメリットもあります。
以上を踏まえると、私の使用環境ではWi-Fi版で十分との結論です。
容量
「iPad Air 5」の容量は64GBと256GBの2モデル。
「iPad 2018」は32GBモデルでした。残容量が少ないながらも容量不足にならず使って来ました。
そんな使い方をしていた私なので、「iPad 2018」の倍の64GBあれば容量は十分。256GBにすると価格が24,000円もアップすることもあり、迷うことなく64GBを選択です。
実質負担額を試算
以上のように、購入する「iPad Air 5」のスペックは、
Wi-Fi版
64GB
に決定。そこで、このスペックで「新学期を始めようキャンペーン」を利用した場合の実質負担額を試算しました。
「iPad Air 5」の上記スペックの通常学割価格は84,800円(税込)です。
これに、2022年の「新学期を始めようキャンペーン」購入時にもらった「Apple Gift Card」18,000円を使用することで66,800円(税込)になります。
さらに、「iPad 2018」を売却した価格24,000円を加えると実質負担額は42,800円(税込)。
実質負担額42,800円(税込)は、「iPad Air 5」の正規価格の約半額なので、かなりお得な買い物と確認できました。
なお、今回の「新学期を始めようキャンペーン」で付与された「Apple Gift Card」19,000円を加えた場合の名目負担額は23,800円(税込)です。
中古の方が安くないか比較
ちなみに、「新学期を始めようキャンペーン」を利用して「iPad Air 5」を購入するより、中古ショップで未使用品を購入した方が安くない? と思いますよね。
ところが、「イオシス」で未使用品の価格(「未使用品」の在庫なしの機種は「美品中古」の価格を表示)を調べたところ下記の通りでした。
「iPad 9 / 2021年」モデル47,800円(税込)
「iPad 10 / 2022年」モデル64,800円(税込)
「iPad Air 4 / 2020年」モデル64,800円(美品中古/税込)
「iPad Air 5 / 2022年」モデル72,800円(税込)
「iPad Pro 11インチ / 2018年」モデル65,800円(美品中古/税込)
「iPad Pro 11インチ / 2020年」モデル81,800円(美品中古/税込)
「iPad Pro 11インチ / 2021年」モデル92,800円(美品中古/税込)
「iPad Air 5」の「2023年・新学期を始めようキャンペーン」を利用した場合、2022年と2023年の「Apple Gift Card」があるので、合計割引価格は47,800円(税込)になります。
その価格に対抗できる中古モデルは「iPad 9 / 2021年」のみ。
「iPad 9」と「iPad Air 5」が同じ価格なら、新品で「M1チップ」搭載、「Apple Pencil 2」が使用できる「iPad Air 5」の方を選択するのは当然です。
「iPad 2018」の売却
「新学期を始めようキャンペーン」での「iPad Air 5」購入を決断したので、まず購入資金調達のため「iPad 2018」の売却に進みます。
中古ショップの買取価格を比較した結果、「イオシス」での買取上限24,000円が一番高値だったので「イオシス」で売却することにしました。
ところが実際に「イオシス」に持ち込み査定してもらったところ、嬉しい誤算になりました。
私の「iPad 2018」は、予想した「使用感はあるが目立つ傷はない」ランクではなく1ランク上の「使用感が少なく傷はない」との査定の上、満額の26,000円でした。
これを、嬉しい誤算と言わず何と言うのでしょうか? 4年間使ったのに26,000円で売却です。未使用品として40,000円で購入したので、実質14,000円で4年間使えたことになります。
やはり、「Apple」製品は買取価格が高い内に売却し買い替える方が賢い使い方だと実感しました。
また、1年前に「Mac mini 2012」を売却した際にもらった1,000円増額チケットがまだ有効だったので、1,000円アップでになり結局、買取価格は27,000円! 「イオシス」さんに感謝です!
この結果、「iPad 2018」売却前の試算額よりも負担が3,000円軽くなり、実質負担額は39,800円に、名目負担額は20,800円になりました。
カラー
「iPad Air 5」購入の準備は整いました。
しかし、購入に際し、まだ決めていない必須個所がありました。それが、機種カラーです。
「iPad Air 5」のカラーは定番の「スペースグレー」と「シルバー」の他に「ブルー」、「ピンク」、「パープル」と豊富なのが特徴です。
過去私が購入してきた機種は「スペースグレー」、「シルバー」、「ゴールド」。「iPad Air 5」では今までなかったカラーがあるので、それらの中から選択したいと思いました。
でも、Webサイト上では正しい色味を把握できないので、実機を見て確認する方が安全です。そこで、全色揃っている「Apple Store新宿」に行きました。
「ブルー」はもともと私が好きなカラーなのですが「iPad Air 5」の「ブルー」は私が好みの「ブルー」とは少々色味が違っていました。また、少々濃すぎるのも馴染めなかった点です。
同様に「ピンク」も少々濃すぎる印象。おじさんが持つには少々違和感がある濃さと感じました。
Webサイト上でももっとも好感を持っていたのが「パープル」。「パープル」は実機の色味、濃さがWebサイトで見たのと大きな差がなく気に入りました。
「ブルー」、「ピンク」に比べ落ち着きがある色味と濃さを感じました。よって、「iPad Air 5」のカラーは「パープル」に決定!
迷った購入時期
「新学期を始めようキャンペーン」で「iPad Air 5」を購入すると決めたのですが、その上で迷ったのが購入時期です。
理由は、予想されていた「Apple」のイベント開催の内容です。
「Apple」は最近春(3〜4月)に新製品発表のイベントを行っています。
このイベント開催の内容によって「iPad Air 5」を購入するタイミングにメリット、デメリットが生まれます。
イベント開催で「iPad Air 5」購入に影響すると考えてられるのが下記2点です。
・為替レートの見直し(メリット)
・新機種「iPad Air 6」の登場(デメリット)
為替レートの見直し(メリット)
「為替レートの見直し」というのは、為替レートの見直しで「Apple」製品が安くなるのではないかという期待です。
1年前の3月のイベントで発表された「iPad Air 5」は、米国での販売価格は599ドル、日本では74,800円でした。1ドル124.9円の為替レートです。
しかし、その後急激な円安になり「Apple」製品は7月、9月と2度に渡り値上げ。「iPad Air 5」は短期間で18,000円も大幅値上がりで92,800円(1ドル=155円)になってしまったのです。
その後、為替レートが少々円高に戻り2022年末から1月にかけては125〜130円に落ち着いていました。この為替レートが続けば、「Apple」製品が1ドル130円に戻るのではと期待した「Apple」ユーザーは多かったはず。
でも、その円高傾向が続かず2月入ってからは為替レートがまた円安に振れ3月上旬は135円前後で推移。年初のような1ドル125円前後なら3月のイベント開催時に為替レート見直しも実施されたのでしょうが、1ドル135円ではその期待も望み薄というのが正直なところ。
でも、たとえ1ドル140円の為替レート見直しでも「iPad Air 5」の場合、8,940円安になるので、その結果を待って購入するのはメリットです。
新機種「iPad Air 6」の登場(デメリット)
一方で、イベント開催のデメリットが「iPad Air 5」の後継機種(「iPad Air 6」)が出てしまうことです。
新機種の「iPad Air 6」が発売されて何がマズイかというと、「新学期を始めようキャンペーン」の対象機種から外れてしまう可能性があることです。
事実、昨年は「新学期を始めようキャンペーン」の期間中に「iPad Air 5」が発売されたことで、キャンペーンの途中に「iPad Air 4」が対象機種から外れました。
キャンペーン規約に「キャンペーン期間は予告なく変更、終了、または延長される場合があります。」とあるので規約上問題はありません。
今年も同様の事例が発生した場合、私が購入希望している「iPad Air 5」が対象機種から外れ「iPad Pro」だけになります。「iPad Pro」では「iPad Air 5」よりもかなり購入価格がアップ(32,000円)。「それならば、今買い替えしなくても良いのでは?」という気持ちになってしまいます。
「iPad Air 5」発売からまだ1年なので、過去のサイクルからするとこのタイミングで新機種発売はないとは思います(最短でも1年半と予想)。
しかし万が一、「iPad Air 5」の購入機会を逃がした際には大きな損失を感じますので、イベント開催前に購入しておきたいところ。
14日間の返品可能を想定し購入
このように、イベント開催の内容により、「iPad Air 5」購入のベストタイミングが異なってきます。
私はいろいろと模索し、「イベント開催直前の購入!」と決断しました。
「Apple」は商品受け取り後14日以内に価格変更があった場合、差額の返金を求めることができると規約に謳っています。
この規約により、イベント開始で価格変更があった場合でも、その価格変更が商品受け取りから14日以内なら価格変動分を返金してもらえます。
また、イベントで「iPad Air 6」が発売され「iPad Air 5」がキャンペーン機種対象外になったとしても、その時点では既に「iPad Air 5」を購入しているので影響ありません。
納得の結論です!
3月に入ると5日の週に近々イベント開催との噂が多く出て来ました。通常、イベント告知の1週間後に開催です。すると、5日の週にイベント告知があるならイベント開催は15〜21日辺りになります。
そこで、私はその14日以内にあたる7日に購入手続きをし、9日受け取りとしました。9日受け取りだと23日までが返品有効期限。これなら21日イベント開催でも返金可能との読みでした。
イベント開催なし
いろいろと思案を巡らしまたのですが結果は、イベント開催なしとのオチでした(^.^;)
7日の22時、イベント開催なしで「iPhone 14」シリーズの新色が発表されただけ…
イベント開催自体がないというのは想定外でした。もっとも、発表できるのが「iPhone 14」シリーズの新色だけではイベント開催は難しいですよね。
こんなことなら、「新学期を始めようキャンペーン」開催早々に購入しておけば良かった、というのも結果論でしかすぎません。
まぁ、無事に「新学期を始めようキャンペーン」を利用し「iPad Air 5」を格安で購入できたので良かったとします。
後は、「iPad Air 5」が宝の持ち腐れにならないよう活用しなくてはなりません(^.^;)
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