「楽天モバイル」回線をMNPで「povo2.0」に

「povo2.0」

1年間維持してきた「楽天モバイル」回線を「povo2.0」に乗り換えました。
理由は、「MNP弾」の維持費削減です(^.^;)

「MNP弾」としての「楽天モバイル」回線

価格アピールの「楽天モバイル」
価格アピールの「楽天モバイル」

そもそも「楽天モバイル」回線は、2022年1〜3月に爆発した美味しい「iPhone」一括案件が、2023年度末にも再発することを想定した「MNP弾」として契約しました。
当時「楽天モバイル」回線は、契約時事務手数料、月額料金などすべて0円。維持費が0円だったので持っておいて損はありませんでした。
その後、「タダで使われても困る!」と言われ月額1,078円(税込)になりました。月額料金が0円でなくなった時、解約することも考えましたが結局継続。月額1,078円が発生するようになったとはいえ、半年後の2023年の年度末商戦に一括0円が出るなら「MNP弾」として継続するメリットが大きいと判断したからです。

残念だった2022年度年末商戦

しかし、2023年3月の年度末商戦は空振り。1年前の一括案件満載が嘘のような寂しい年度末商戦でした。
もっとも、年度末商戦が空振りになる予想は出来ていました。
理由は明白。昨年秋から今年にかけ「総務省」、「公正取引委員会(以下、「公取委」)」が相次いで、ケータイ業界の安売りを問題視したためです。
時系列でピックアップすると下記のようになります。

携帯各社が総務省にスマホ割引制限を提案(2022年11月29日)
 競争ルールの検証に関するWG(第37回)(「総務省」)
1円販売は不当廉売の恐れ(2023年2月24日)
 携帯電話端末の廉価販売に関する緊急実態調査について(「公取委」)

昨年11月の「総務省」のワーキンググループでは携帯4キャリアが揃って「安売りは業界の健全化にならない」との見解を示しました。
まぁ、これは過去にも何度もあり、その都度どこかのキャリアが業界の申し合わせの穴を突き安売りを再開。他のキャリアも追随の繰返しでした。なので、正直私は「また健全な販売をやるポーズが始まった」程度に受け取り、大勢に影響はないと楽観視していました。

ところが、今年2月「公取委」が廉価販売に関する緊急実態調査の結論を出しました。その中では、「1円販売は不当廉売の恐れ」と注意喚起をしました。
「公取委」が予想外に強い表現で調査報告の結論を出したことでキャリアはビビりました。結果、年末商戦に大きなブレーキがかかり「一括1円」案件が消滅、実質24円のレンタル案件だけが細々と存在するだけの年末商戦になりました。
年度末商戦の準備が始まる2月に発表したのには、最大の注意喚起効果が発揮できる時期との「公取委」の明白な意図が感じられました

「povo2.0」に移行

上記の状況により今後「一括案件」に明るい兆しは見えません。また、レンタル販売の「実質案件」も先行き明るい見通しが見えません
「MNP弾」のために契約していた「楽天モバイル」回線です。MNPできないなら回線を維持しておく必要はありません。既に、月額料金が1,078円かかっています。
そこで、解約を考えました。

その一方で、せっかくの回線契約を捨てるのはもったいないとも思いました。
何故なら、新たに回線契約すると事務手数料などで通常は3,300円かかりますが、回線維持しMNPするなら事務手数料はかかりません。
そこで、維持費がかからず回線を維持できる方法として「povo2.0」に乗り換えすることにしました。

基本料金0円をアピールする「povo2.0」
基本料金0円をアピールする「povo2.0」

「povo2.0」は、基本料0円、トッピングで課金、というユニークな仕様で注目を集めたサービスです。
私もリリース当初から興味を持っていました。しかし、回線契約しなくてはならない理由がありませんでした。
昨年の「au」の回線事故のための、昨今は予備回線が話題になっています。しかし私は、現在「UQ mobile」を利用しているので「povo2.0」は同じ「au」回線。なので予備回線としては活用できません。
でも、回線を無駄にせず維持費を抑えるとの2つを満足する方法としては「povo2.0」が最適です。また、「povo2.0」のユニークな仕様を試してみたいという純粋な理由もあったので「povo2.0」にMNPすることにしました。

トッピングで課金するユニークな仕様の「povo2.0」
トッピングで課金するユニークな仕様の「povo2.0」

「povo2.0」は、今までの物理SIMと最近普及してきた「eSIM」のどちらも選べます。
物理SIMは新しい端末のSIMスロットに差し換えるだけで即使用可能になります。一方、「eSIM」の現在の仕様では端末移行の際には、キャリアへの手続き申請が必要になります。つまり、物理SIMのようにユーザーが簡単に載せ替えで完了する仕様ではありません。そのように、移行に関して面倒な部分がありますので、今回私は物理SIMを選択しました。
ただし、「iPhone」に関してはキャリアへの申請が不必要になりユーザーサイドで簡単に載せ替えが可能になっています。

MNP予約番号の廃止

なお、このMNP予約番号発行という手続きも5月下旬以降に改善される予定です。
移行元キャリアへの予約番号発行という手続きが不要となり、移行先キャリアでMNPを申し込むだけで完結します。
最近、悲報しかなかったケータイ業界で久々に嬉しいニュースでした。
よって、今回の「povo2.0」へのMNPで予約番号発行手続きも最後になるのでしょう。

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