前回は、脱獄環境の「iPhone 11 Pro」のバージョンを「iOS14.8」までにしか上げられず、そのため近い将来非対応のアプリが増え、使い勝手の低下につながる恐れを心配していると記しました。
その解決手段として、
・「iPhone 11 Pro」での脱獄環境は諦め「iOS」を最新版にアップデートする
・「iPhone 11 Pro」での脱獄環境を維持するため、最新「iOS」をインストールできる「iPhone」を追加し2台運用をする
と2つの選択肢を提示しました。
今回は、その続きです。
2台運用を選択
結論から先に記します。
前回示した2つの選択肢から最終的に2台運用を選択しました。一番の理由は、やはり脱獄環境を維持しておきたいからです。
写真撮影や画面キャプチャーを消音にしたり、音楽再生時にイコライザーで最適化したり、通話録音など細かいところで、まだまだ脱獄アプリが必要なシーンがあります。
これらがなくなるのは、私にとってかなり使い勝手の悪化につながる要因です。
そのため、脱獄環境を維持できる「iPhone」の2台運用に決めました。
2台運用にする場合、追加機種を何にするか? が大きな問題です。
また、2台運用ということは今までのように現行機種を下取りに出さないので新規購入がすべて出費になります。
ということで、なるべく安い入手したいのが本音です。
さらに、追加機種によっては「iPhone 11 Pro」をサブ機種にするか、そのままメイン機種にするかの選択にも係わってきます。
追加機種の選定
まず、追加機種を決定する必要がありました。既に記したように最終的に「iPhone 13 mini」に決めたのです。
その理由を下記の述べます。
そもそも、現在所持している「iPhone 11 Pro」には概ね満足しています。そんな満足している「iPhone 11 Pro」で唯一と言っていい不満点が「重さ」です。
前機種「iPhone X」が174gだったの対して「iPhone 11 Pro」は188g。わずか14gですが、持った感じではかなり重くなっています。3割ほどアップしている感覚です。
カメラが大型化し重量の中心が上部に移動したことで、重量バランスが悪化した印象です。

「iPhone 11 Pro」以降の「Pro」シリーズは「iPhone 11 Pro」と同程度か重量アップしています。
「iPhone 11 Pro」の2台持ちは考えただけでも辛いです。
また、大型化した無印も「iPhone 11 Pro」と同程度。なので、重量面から考えると選択肢は、「mini」シリーズか「SE」に限定されます。
その一方で、「mini」シリーズ、「SE」はいずれも望遠カメラがないのです。
私にとって「iPhone」の望遠カメラは必須機能。超広角よりも望遠をすべての機種に搭載して欲しいと以前から思っているくらい望遠カメラ推しです。
つまり、望遠カメラ面から選択すると「Pro」シリーズ一択。しかし、「Pro」シリーズにすると重量面でデメリットが出て、二律背反になります。
以上から、
・軽さを重視するなら「mini」シリーズ、「SE」
・望遠カメラを重視するなら「Pro」シリーズ
です。

いろいろ考慮しても「iPhone 11 Pro」を使っていて感じた「重い!」が無視できる要因とはなりません。
ということなので、軽さを優先し「mini」シリーズか「SE」を追加機種と絞り込みました。
「iPhone 11 Pro」を使っている限り重量感は常時感じます。一方で、望遠で撮影したいシーンは常にあるわけではありません。
つまり、「iPhone 11 Pro」をサブ機扱いにして、必要がある時に「iPhone 11 Pro」を取り出すことにすれば、軽さと望遠カメラの両方をクリアーできるとの考えです。
さらに、「SE」は対象外にし「mini」シリーズのみを対象機種を絞り込みました。
理由は、カメラです。「SE」はシングルカメラなので、スペック的に「mini」シリーズに比べ大幅に劣ります。
追加機種購入に関し望遠カメラは譲りましたが、ダブルカメラまでは譲れません。よって、購入機種は「iPhone 13 mini」もしくは「iPhone 12 mini」で探すことにしました。
資金負担の軽減
追加機種を「mini」シリーズにすることにより負担金額が軽減しました。
次ぎに、「mini」シリーズをどこから購入するかに焦点が移ります。
「iPhone」は中古ショップで購入しようとしてもあまり安くならない問題もあります。下取りする場合は、それが「iPhone」のメリットになりますが、買い取りの場合は逆にデメリットです。下取りする場合と買い取りする場合の立場の違いで評価が分かれます。
「iPhone 13 mini」は4月の時点で未使用品が86,980円。「Apple Store」価格(92,800円)より5,820円しか安くありません。この価格差なら1年間のメーカー保証がついた「Apple Store」で購入した方がメリットが大きいです。
中古ショップが対象外となると、家電量販店などで行われている「一括案件」が有力視されます。「一括案件」対象機種は「mini」シリーズ、「SE」がメインだから今回の私の希望購入機種と合致し好都合です。
つまり、タイミングが良ければ「mini」シリーズが1円とか10円で入手できるかもしれません。
しかし、この見込みが2023年には通用しませんでした… 結局、一括案件に頼った私の惨敗となりました。
原因は明白、「総務省」と「公取委」のキャリアに対する極端な廉価販売に対する注意喚起です。
「総務省」と「公取委」の警告の認識不足
そもそも、「iPhone」2台持ちを考え始めたのは2022年暮くらいからです。
「MNP乞食」経験者として、年末から年度末にかけては、「iPhone」が1年で一番安くなる時期。なので、追加購入のタイミングとしては一番良かったはずでした。
ところが、2022年年末から年明け2023年の年度末にかけては、美味しい案件がまったくなく不作の年。前年の2021年から2022年と状況と比べ天と地の違いだったのは想定外。
そもそも、「iPhone」に一括案件がありません。メインは実質24円というレンタル案件だけでした。

理由は、2022年暮から「総務省」や「公正取引委員会(以下「公取委」)」がスマホの大幅値引きに対して警告を発していたからです。
詳細は「『楽天モバイル』回線をMNPで『povo2.0」に』を参考にしてください。
結果、キャリアは御上の意向に恐れを抱き、一括案件からは撤退。実質案件も怒られない程度に細々の実施でした。
「MNP乞食」の経験から、年末から年度末になれば一括案件が出てくると確信を持っていたのでしたが、それが実現しませんでした。
振り返れば、年末年始時には3キャリアは、一括案件は自粛していたものの実質案件を店頭で積極的にアピールしていました。
なので、やはり2月の「公取委」の「不当廉売の恐れ」の御触れがキャリアの年度末商戦に大きな影響を与えたといえます。
「総務省」相手ならナアナアな関係なので、今までと同じように、言うことを聞いている顔をしながら抜け穴を使って出し抜くのもOKでした。しかし、「公取委」相手ではそのような寝技は効かないのでしょう。ケータイ業界で最大の商戦が尻つぼみとなりました。
結果論ですが、3キャリアが実質案件を実施していた年末年始に手を打っておけば良かったと思っています。「MNP乞食」を経験していたことで、例年通りの年度末商戦に期待をしてしまったことが今回の敗因です。
「実質案件」への理解不足
そもそも、「実質案件」を毛嫌いしていたのもミスです。
「MNP乞食」時代、格安案件の機種は買い取りが当たり前。格安案件で入手した端末は自分の端末なので即転売してOK。というか、即転売して利益アップ(特に「iPhone」は高額買い取り機種なので)するのが「MNP乞食」のルーティーンです。
ところが、実質案件はレンタル。手元にある端末は自分のモノではなく借り物で売却できないという認識がマイナスに働きました。
そもそも、私の「iPhone」の購入履歴を振り返ると、だいたい2〜3年で買い替えをしています。実質案件は2年返却。つまり、「自分のモノ」でもレンタルでも買い替えサイクルはほぼ同じ。
すると、2年間をたった24円で使えるというのはかなりのメリットな案件だったのです。
今回購入する機種は自分で使用することを想定していましたため、転売での利益確保は考えなくても良かったので実質案件に飛びついてもOKな状況だったのでした。
でも、「一括案件」に慣れ親しんでしまっていたため、実質24円案件のメリットに気付くのが遅れました。
そして、実質案件に気付いた時には、すでに実質案件も終了していたのです。
中古、一括案件、実質案件がなくなり、どのようにして「iPhone 13 mini」を入手するのが次善策を考えなければならなくなった4月でした。
以降は、次回に!
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