「FIFA+」を視聴するために「Fire TV Stick」を購入

「FIFA+」が「Fire TV Stick」にも対応

「FIFA+」で「女子W杯 オーストラリア・ニュージーランド 2023(以下「女子W杯」」を視聴するため「Amazon」「Fire TV Stick」を購入しました。

「女子W杯」を全試合視聴可能な「FIFA+」

今回の「女子W杯」は「FIFA」が放送権料を大幅にアップしたため、日本だけでなく欧州でもなかなか契約がまとまりませんでした。
特に、日本では開幕寸前まで中継なしの可能性があり日本女子サッカーにとって大変危機的な状況でした。
幸い、直前に「NHK」が「なでしこジャパン」の試合だけの契約をまとめました。一般の人には「なでしこジャパン」だけしか興味がありません。また、「なでしこジャパン」以外は視聴率も取れないので、最低眼のニーズには対応できたかと思いました。

でも、サッカーファンの私としては「なでしこジャパン」以外の試合も観たいというのが正直な感想。
しかし、日本ではテレビ放送がない上、昨年の男子の「カタールW杯」の「ABEMA」のようなインターネット配信もありません。
諦めるしかないと思っていたところ、「FIFA」が無料で提供している「FIFA+」というインターネット配信サービスがあることを思い出しました。
「FIFA+」というのは2022年4月から始まりました(日本語対応は6月から)。「カタールW杯」では「ABEMA」が全試合無料でインターネット配信をしたのでサッカーファンでも利用した人は多くなかったはずです。
しかし、今回「女子W杯」は「なでしこジャパン」以外の試合の中継は日本ではありません。ならば、「FIFA+」が唯一の全試合観戦の媒体です。さらに、「女子W杯」では全試合日本語アナウンス付きなので観戦の敷居も低くなっています。

以前から「iPadOS」版はリリースされていました。
しかし、自宅にいる時は「iPad Air 5」ではなく大画面のテレビで見たいのが本音です。
現在、テレビには「Apple TV」を接続しているため、テレビでは通常の地デジ放送やBS/CS放送以外に入力切替で「Apple TV」のコンテンツも見れるようになっています。
なので、「Apple TV」で「FIFA+」を視聴できれば問題ないのですが、残念ながら「FIFA+」は「tvOS」に未対応です…
そこで、代替えを探しました。そんな時の7月26日、「FIFA」から「FIFA+」が「Fire TV Stick」に対応とのリリースが出ました。

「Fire TV Stick」に対応したとのリリースが7月24日に発表される
「Fire TV Stick」に対応したとのリリースが7月24日に発表される

「Fire TV Stick」は定価でも5,000円弱。「Apple TV」のように2万円近くもする高額な製品ではありません。そこで、「FIFA+」観戦端末として「Amazon」の「Fire TV Stick」の購入を決めました。
すぐに購入したかったのですが、「Amazon」は毎年8月上旬にセールを行うことがわかっていたのでセール開催を待ちました。
待っていた今年の夏のセールは8月10日からで、「Fire TV Stick」のセール期間中の価格は30%オフの3,480円。もちろん、早速購入しました。

セールで30%オフのタイミングで購入
セールで30%オフのタイミングで購入
「FIFA+」を視聴するため「Fire TV Stick」を購入
「FIFA+」を視聴するため「Fire TV Stick」を購入

設定と「FIFA+」のインストール

「Fire TV Stick」の設定は簡単で、画面の指示通りに進めば問題なく完了します。
「DAZN」や「NETFLIX」など一部のアプリは設定の中でインストールを促されますが、「FIFA+」はそこにはないので別途インストール作業が必要です。

「FIFA+」は「アプリストア」からダウンロードする
「FIFA+」は「アプリストア」からダウンロードする

「FIFA+」をインストールするための手順は下記の通りです。

・トップページの上部にある「アプリストア」を選択
・「アプリストア」の検索窓から「FIFA+」を検索
・検索結果の中から「FIFA+」を選択
・「入手 無料ダウンロード」を選択しダウンロードする
「アプリストア」の「アプリとゲーム」内にある
「アプリストア」の「アプリとゲーム」内にある

これで「FIFA+」が見れるようになったのですが、このままだと「FIFA+」アプリは「アプリストア」の奥にあるので、使い勝手がよくありません。
そこで、利用しやすくなるよう「FIFA+」アプリをトップページに移動します。
その手順は下記の通りです。

・「アプリストア」内の「FIFA+」を選択する
・リモコンの三本線を押す
・選択項目内の「移動」を選択
・リモコンの上下左右ボタンで画面上部のアプリ一覧に移動する
「FIFA+」をトップページに移動する
「FIFA+」をトップページに移動する

私はアプリ一覧の一番左側に置きました。
これで、その都度アプリストア内に移動することなく「Fire TV Stick」の起動画面から即「FIFA+」アプリを選択できるようになりました。

「Fire TV Stick」の「アプリストア」のリストの中に「Apple TV」アプリがありました。
ハードウェアの「Apple TV」があるので「Fire TV Stick」で「Apple TV」を利用することはありませんが、万が一のためにインストールしておきました。

「FIFA+」を視聴

「Fire TV Stick」で「女子W杯」を視聴
「Fire TV Stick」で「女子W杯」を視聴

早速、「FIFA+」アプリを起動、無事に視聴できることを確認しました。
ただし、「Fire TV Stick」のリモコンでの反応がかなり悪い印象です。
「あれっ、リモコンの操作が届かなかったかな?」と思ってしばらくすると、やっとリモコンの操作が反映するといった動作の遅れがあります。
「Apple TV」はリモコンの反応はキビキビしていたので「Fire TV Stick」のモタツキ感には正直驚きました。
まぁ、「Apple TV」がメインで「Fire TV Stick」は「FIFA+」視聴のみのサブ機の扱いなので、我慢することにします。

「FIFA」が主催する大会は、男子だけでなく今後は女子の放送権料も高騰することが予想されます。
「カタールW杯」でさえ視聴率に対してあまりに放送権料が高額なので日本国内のテレビ局は契約に至りませんでした。今後も「FIFA」は放送権料を抑えるつもりはないので、日本国内のテレビ放送やインターネット配信がますます難しくなるは確実です。
このような状況なので、今後は「FIFA+」での観戦がメインになることを想定する必要があると思っています。

今後の放送についての考察

W杯など大きな大会のテレビ中継がサッカーの普及には大事と今まで言われてきました。
しかし、これだけインターネット環境が普及してきた現在、テレビ中継がなくてもインターネット配信があれば、今まで懸念していたような普及への影響は大きくないのではないかと考え始めています。

今後テレビ放送は、今までのように全試合の放送ではなく、日本代表だけの中継で良いのではないでしょうか。一般的な視聴者は日本代表しか興味ありませんから、日本代表戦だけ中継すれば十分です。放送試合数を減らせばテレビ局の負担も減ります。
日本代表戦以外を見たいコアなサッカーファンは「FIFA+」で視聴すれば不満は起きないでしょう。

日本からのテレビ放映権料が入らない「FIFA」は困るかもしれませんけど、この30年間、経済的成長がなく韓国や東南アジアにも抜かれている日本。すでに、ひとつのスポーツ大会に100億円ものお金を払う経済力はありません