「Twitter」のタイムラインから広告を外す方法

激動だった2023年の「Twitter」

イーロン・マスク氏が「Twitter」を買収し、その環境が大きく変わったことはメディアを含め数多く報道されています。
レイオフにより従業員が7,000人から1,500人に削減されたとか、ブランド名が「Twitter」から「X」になったとか、鳥のアイコンが「X]になったとか…
変化が多すぎて「Twitter」社内だけでなく社外やユーザーも混乱し続けています。

サードパーティー・クライアント終了の影響

そんな中で、地味に私が影響を受けたのが「Twitter」クライアントの終了でした。

イーロン・マスク氏の改革の一環としてAPIの停止により、サードパーティーが提供していた「Twitter」クライアントが有料、無料を含めすべて供給停止に陥りました。
私の「Twitter」歴は「Mac」でも「iPhone」でもサードパーティーの「Twitter」クライアントでの利用がほとんど。
名前が「X」になってもアイコンが鳥でなくなっても「Twitter」ユーザーから言えば、大きな変化ではありません。でも、サードパーティーの「Twitter」クライアントアプリの終了は最悪な改革でした。

サードパーティーの「Twitter」クライアントが終了以降、今まで通り「Twitter」を使うには純正「Twitter」アプリしか選択肢がなくなりました。
数多くあった中で自分にフィットしていた「Twitter」クライアントを使い続けていたので、純正「Twitter」アプリが自分自身に合わない部分が出てくるのはしかたがないと覚悟はしていました。
しかし、実際に使ってみて予想外に苦痛だった点がありました。
それが、広告の表示です。

「iPhone 15 Pro」画面イッパイに広告表示...
「iPhone 15 Pro」画面イッパイに広告表示…

今までのサードパーティーの「Twitter」クライアントはいずれも広告は表示されないのが標準でした。
そのため、広告のないタイムラインが当たり前だと思っていたところ、純正「Twitter」アプリを使ってそれが当たり前でないことを知りました
「Twitter」もビジネスでやっていながら、無料で提供されているので少々の広告なら理解はします。
でも、その頻度が私の感覚からはあまりにも多すぎました。タイムラインに流れる10のツイートごとに広告が差し込まれる印象です。
タイムラインで広告を見る無駄過ぎる時間が無視できない感覚になります。
また、その広告内容が私の趣味・嗜好にまったく関係のない内容だったりするので、それに費やしている時間の無念さが一層拡大します。

頻繁に広告表示(°〆°#)
頻繁に広告表示(°〆°#)

なお、この「Twitter」に広告が表示されてしまうのは「iPhone」と「iPad Air」の場合です。
「M1 Mac mini」での「Twitter」の閲覧はブラウザーを利用していました。「macOS」環境ではブラウザーの機能拡張に広告ブロックを使用していた関係で「Twitter」のタイムラインには当初から広告が表示されていません。
このため、今回問題となっている「Twitter」の広告表示は「M1 Mac mini」では問題なしです。

広告をブロックし対応したが…

そこで最初行ったのが、広告のブロックです。
自分に合わない広告が表示されるごとにブロックやミュートなど作業を行います。すると、広告自体は減りませんが段々と自分の趣味・嗜好にあった広告のみが表示されます。同じ広告が表示されるにしても自分の趣味・嗜好にあった広告なら我慢できるのではないだろうか。

広告を「ミュート」や「ブロック」した
広告を「ミュート」や「ブロック」した
モグラ叩きのように手動で「ブロック」を続けるも...
モグラ叩きのように手動で「ブロック」を続けるも…

ということで1ヵ月ほど続けましたが、これはほんの僅かな改善に過ぎませんでした。いくらブロックしてもモグラ叩きのように見たくない広告は無限に現れます
そもそもブロックをしても広告の表示自体が少なくなるわけではありません。
仮に自分の趣味・嗜好にあった広告だけになったとしても、この出現頻度では不満な気持ちは収まらないだろうと感じるようになりました。
そして、今後、数ヶ月かけてもその手間暇に見合う成果が見られないだろうとの結論に達しました

広告表示がないリスト

広告ブロックに効果がないことがわかり悶々とした日々が続きました。
そんな時、あることに気付きました。
「そう言えば、リストには広告が入らないなぁ」と。

タイムラインに広告が入る純正「Twitter」アプリでもリストには広告が挿入されないことが確認されました。
ならば、「すべてのフォロワーをチェックしたリストを作れば広告のない疑似タイムラインになるかも…」と考えました。
妙案と思いましたが、リストに加えるためには、すべて手作業でチェックする必要があります。正直、これはかなりな手間がかかる作業です。
考え自体は間違いではないと思いましたが、手間暇をかけ効果なかった時のことを考え躊躇しました。

でも、躊躇している間にも広告表示に対する不満は募ってくるばかり。解消はされません。
好きな「Twitter」を見ているのに、不満が募るのは、やはりおかしい。
手間暇かけても不満解消のためリストに全フォロワーの疑似タイムラインを作ろうと重い腰を上げました

疑似タイムライン化を実行

私のフォロー数は400名強とそれほど多くなかったのも幸いしました。
フォロー数が数千名もいたら、手動でのリスト作業は現実的ではありませんから。

リストの擬似タイムライン化を決断したからには、一気に片づけたい気持ちになりました。
ところがトラブルが発生。

まず「Twitter」の仕様で、一度にリストにチェックできる件数に制限がありました。
こんなことを実行するユーザーは多くないので情報も少ないので知らないのも当然です。
最初、意気込んでフォローを200件ほどを一度にチェックしました。なのに、リストに表示されている登録件数が「95」で止まったまま…
何かミスがあったかと思い、再度チェックしても登録件数が増えません。
疑問に思い、検索で調べたところで一度にチェックできる件数に制限があることを知りました。制限を超えてしまうとしばらく登録できないとのことです。
登録制限がどれほどなのか明示している情報はありませでした。どれだけ長くなるのか不安でしたが、幸い、私の場合は2日ほどで制限は解除されました。

擬似タイムライン「Follow」を設置
擬似タイムライン「Follow」を設置

件数オーバーの再犯となったら制限期間が長くなることも予想されます。
なので、初犯以降は制限に引っ掛からないよう注意し、一度にチェックするのは50件前後に留めました。
一方、一度の登録を50件ほどに制限すれば、時間をずらしてなら1日合計100件以上になっても大丈夫というのを確認しました。
おかげで、2度目の制限には合わず1週間ほどでリストのピックアップが完了でした。

今回の擬似タイムライン化のため改めて各フォローにアクセスしました。
そこで、すでに「Twitter」から離れたユーザーも結構いることを知りました。特に、初期にフォローした中にもう5年以上ツイートがないユーザーが結構多かったです。
まぁ、10年も経過すれば各ユーザーもいろいろと変化もあるので珍しいことではないでしょうね。
そのままでもタイムラインを見る上で悪さをするわけではないので、そのまま残しておいても良いのですが、こんな機会がないと整理できないのでフォローを外しました。

まとめ

擬似タイムラインにより広告表示なしを実現!
擬似タイムラインにより広告表示なしを実現!

リストを利用した疑似タイムライン化が完成。
その擬似タイムラインをして利用し、ツイートを見ていますが「快調!」の一言。改めて、広告のないタイムラインがこんな快適なのかと感じている今日この頃です。
再び、サードパーティー製の「Twitter」クライアントが復活しない限り、この環境から離れることはできません。