今回、「Xiaomi」のワイヤレスBluetoothイヤホン(以下「TWS」)「Redmi Buds 4」を購入しました。
新機種「Redmi Buds 5」が発売されたことで前機種「Redmi Buds 4」は7、980円から5,280円に値下がり。
また、「Xiaomi」オリジナルWebサイトでのキャンペーンで300円引きを行っており4,980円と5、000円を切っていたので購入に踏み切りました。
当初は「AirPods Pro」を予定していた
私は、2020年4月にモニターで提供してもらった「SOUNDPEATS」の「Truengine SE」を使っていました。
まだ不具合は発生していませんが、すでに4年ほど経過しているので、そろそろ買い替えたいと考えていました。
「Amazon」で「SOUNDPEATS」や「Anker」などそこそこ知名度がある「TWS」を調べたところ普及価格帯は5、000円以上10、000円くらいがメインとなっています。
イヤホンなどの音響製品は、家電製品やPCなどと異なり個人間での評価の違いが非常に大きいジャンルです。
どのような音楽を聴くかで評価は異なってきます。クラシックしか聴かない人がポップスでの評価が高い製品を買っても満足できないはずです。
「TWS」も音響製品の上、スマホ経由での視聴という環境なので変動要素が多いので製品選びは非常に難しいのが正直なところ。
結局、視聴しないと自分にとっての最適が見つからないのが音響製品。間違った製品選びをし不満を持ったまま使用するとか、買い直しをし予想外の出費をするとかなどリスクが大きい製品ジャンルなのは間違いありません。
そのため、あまり知らないメーカーで、かつ評価が定まらない機種に高額を出費するのは勇気がいります。
それなら、高くても評価が定着している製品の方が結果的に購入の手間がかからず、不満が出る可能性も低くなるのではないかと考えるのも自然です。
「AirPods Pro」は40、000円近くもするので、イヤホンひとつの価格として私にとっては少々躊躇する価格です。
しかし、音質の評価の高さは確定されているので悪くない選択肢と考えていました。
10、000円ほどの「TWS」選びで試行錯誤をするなら間違いのない「AirPods Pro」を選ぶ方が無駄な時間を消費しなくても良いことにもつながります。
同時に「AirPods Pro」なら、「iPhone」との連携による使い勝手の良さがあるのも捨て難いメリットです。
そうこうしているうちに、私の生活環境が通勤から自宅作業などが多くなり、以前のように毎日片道1時間半もかけて通勤することが減りました。
私が「TWS」を使うのは通勤電車内など通勤時がメイン。自宅では「M1 Mac mini」に繋いだスピーカー「SOUNDSTICKS」を使っているので「TWS」は使いません。
このように生活環境が変化し「TWS」を使う時間が減った状況になると40、000円の出費が必要だろうか? と考えるようになりました。
「Xiaomi」決定の経緯
現在の使用環境から、改めて「TWS」の買い替えを考えた場合、40、000円の出費は無駄としか考えられなくなりました。
そうなると、現在の使用環境などから無駄でない価格帯はいくらだろうと考えました。
すると、10、000円以下、できたら5、000円前後で一定の評価のあるメーカーの製品が最適との考えに落ち着きました。
今までは、有名でない中華系「TWS」をあえて選んでいた傾向がありました。
理由は、評価が定まっていないが、実は音質の良い製品がないだろうか、という興味からでした。誰も知らないのに音質が良い機種を探し当てる楽しみを持っていたのです。
高額製品ならそこそこの音質は当たり前。なので、あえて価格を2、000〜4、000円の格安機種をターゲットとしていました。
また、この価格なら失敗しても被害が少ないとの思いもありました。
万が一、音質が悪くても当時は脱獄していたので脱獄アプリ「EQE」でイコライザーを変えられたので音質をカバーできるとの安心感もありました。
しかし現在使用している「iPhone 15 Pro」は入獄環境。なので、脱獄アプリ「EQE」でのイコラーザー調整ができません。
そのような「iPhone」側の環境の変化もあり音質への要求が厳しくなってきている面もあります。
すると候補に上がるのは「Anker」や「SOUNDPEATS」などある程度知名度のあるメーカーの製品になります。
「SOUNDPEATS」は、モニターでの提供も含め過去に何度も視聴しているので新鮮味がない点もあり今回は選択しませんでした。
「Anker」は、モバイルバッテリーでは評価は高いのですが、それ以外のイヤホンやスマート体重・体組成計では高い評価できない製品が多い印象があるので選択しませんでした。
そのような中から今回は「Xiaomi」にしました。
「Xiaomi」の評価は私の中で高く、「Apple」ユーザーですが、購入したいと思う製品を出すメーカーです。
「Xiaomi」は2015年「Banggood.com」で購入した有線イヤホン「Piston 2」が初めての製品。価格は2、000円(送料無料)でした。
「Piston 2」は、音質が良く「2、000円でこんなに音が良いの!」と驚いた記憶があります。
当時、同価格帯の日本メーカーの製品はまったく音楽を聴くレベルの製品ではなく、インタビューの文字起こし程度の音質でしたから中華系製品のラベルの高さを知る切っ掛けとなりました。
「Piston 2」は気に入った製品だったのでその後使用環境が「TWS」になるまで長く使い続けていました。
そのような経緯もあり「Xiaomi」にはメーカーとして良い印象を持っており、機会が合ったら新たな製品を購入したいとの希望は持っていました。
その機会が中々なかったのですが、今回の新しい「TWS」購入がそのタイミングだと思い「Xiaomi」を選択しました。
「Xiaomi」で最新の「TWS」は、2024年1月に販売開始したばかりの「Redmi Buds 5」シリーズです。
価格は、上位機種の「Redmi Buds 5 Pro」が9、980円、下記機種の「Redmi Buds 5」でも6、980円します。私の購入希望価格よりも高いのを知りました。
しかし、前機種も併売されていて前機種「Redmi Buds 4」が5,280円と私の希望に沿う価格で販売されていました。
「Redmi Buds 4」は2023年3月発売機種。発売当初は7,980円でしたが、新機種が販売されてことで価格を下げたようです。5、000円を切っていたのでこれなら購入できます。
「Redmi Buds 4」はまだ1年前の機種なので、型落ちとはいえ十分満足できる仕様だと思われます。
「Piston 2」購入当時、「Xiaomi」は海外展開しておらず日本国内で購入するには中国通販を使用するしかありませんでした。
しかし現在「Xiaomi」は、日本に進出し日本法人を設立しています。
日本国内での積極的な商品展開を始めたお陰で、今回は「Xiaomi」の日本法人のECサイトから購入することができました。
なお、「Amazon」では型落ち製品のためか「Xiaomi」での販売機種には含まれていませんでした。
「Redmi Buds 4」到着
国内購入だったので注文から到着まで2日。「Amazon」と遜色ありませんでした。
配送業者はヤマトの宅急便。最近の「Amazon」は地方の配送業者を使っているためか荷物の扱いが乱雑で配送時の破損も問題になっています。
そのような配送状況なので破損の心配がない宅急便を使っているのは何気に評価ポイントです。
内容物は、他の「TWS」と同様。本体・充電ケースの他に充電ケーブル(TypeA to Type-C)、SとLのイヤーキャップ(Mは本体に取り付け済み)そして取説です。
ただ、取説がかなり小さく豆本のようなサイズでした。中々このような仕様の取説は見たことありません。
このサイズに14カ国語が掲載されているのでページ数が200ページを超えています… 14カ国語あるのは親切ですが、文字サイズが小さいので目の悪い人にはかなり読みづらいと思います。
また、充電ケースにある充電端子が上部にあるのが珍しかったです。
「AirPods Pro」を始め、私が今まで経験した「TWS」では充電ケースの底に充電端子があるのがほとんどでした。なので、標準なので、「Redmi Buds 4」の仕様は少々変った感を持ちました(後々、これがある制限を持っていることを知ります)。
「TWS」本体、充電ケース共に、作りは標準的な印象。
5、000円以下の「TWS」だと作りがチープな製品も多いですが、そんな感じはしません。
かといって、高額価格帯の商品のような作りの良さも感じられません。価格相応といったところです。
発売当初のレビューを見ると、当初「iOS」用のアプリはなかったようですが、現在は「iOS」用にも「Redmi Earbuds」アプリが提供されています。
再生や一時停止、曲のスキップなどはイヤホン本体から操作できますが、「ノイズキャンセリング」機能や「外部音取り込み」機能の切り替えなどの設定は「Redmi Earbuds」アプリから行う仕様です。
ただ、「Redmi Earbuds」アプリの使い勝手が良くありません。
「Redmi Buds 4」使用時に「Redmi Earbuds」アプリで設定変更をしようとしても操作できません。
そもそも、「Redmi Buds 4」を使用しているのに「Redmi Earbuds」アプリの表示は「イヤホンが接続されていません」のまま。タップしても反応しません。
「Redmi Buds 4」本体を充電ケースから出す前に「Redmi Earbuds」アプリで接続すると設定項目がオンになり設定変更ができます。
かなり癖のある仕様です。まぁ、頻繁に使うものではないので、それほど不便さは感じないでしょうと割り切るしかありません。
音質
イヤホンで肝心なのは音質です。
いくら機能や作りが良くても音質が優れていなければ価値がありません。
そこで、早速視聴します。
しかし、初めての視聴する準備で問題が発生しました。
は耳から外すと自動的にオフになる仕様になっています。通常時では、耳から外すとオフになるのは無駄にバッテリーを消費せず便利な仕様です。
でも今回私が視聴するための準備としてエージングを行いたいような場合、少々面倒なことになります。
というのは、私は新しいイヤホンで音質チェックをする場合、音が馴染むようエージングをしてから視聴します。
「TWS」の場合、イヤホン本体を充電ケースから出し、音楽を数時間鳴らし続けます。当然、この時は耳には付けません。
耳から外すと電源がオフになる「Redmi Buds 4」ではこのようなエージング方法が取れません。
しかたがないので、「Redmi Buds 4」では、音楽を聴きながらエージングするのを待つことにしました。
視聴し始めエージング初期の状態でも一聴してわかったのは、音が分厚く音のバランスが良いことです。
「Redmi Buds 4」の音を聴いた後だと、それまで聴いていた中華系「TWS」の音がいかに薄っぺらかったかがわかりました。
また、懸念していたようなドンシャリ感もありませんでした。
安い「TWS」では高域と低域が強調され中域が落ち込んでいる今流行りの、そして私が嫌いなドンシャリな音作りの機種ばかり。そのような「TWS」ばかりだったので、私には脱獄アプリ「EQE」でイコライジングすることが必須でした。
しかし、「Redmi Buds 4」はバランスの良い音作りで、イコライザーなしでも十分に音楽を聴ける製品でした。
これが、4年間の「TWS」の進歩なのか、「Xiaomi」製品の優れた音作りの賜物なのか多くの「TWS」を視聴しているわけではないので不明です。
いずれにしても、今まで使ってきた安価な中華系「TWS」が3、000〜4、000円。それからわずか1、000〜2、000円アップで、この音質なら十分満足です!
ノイズキャンセリング機能
音質以外で今までの中華系「TWS」と「Redmi Buds 4」の大きな違いは「ノイズキャンセリング」機能や「外部音取り込み」機能が搭載されていることです。
パチモン「AirPods Pro」では、パチモンのこだわりか「ノイズキャンセリング」機能や「外部音取り込み」機能は搭載されてなないにもかかわらず「iPhone」上に表示されていました。そこまで、こだわらなくても良いのではと思ったりしていました。
「Redmi Buds 4」は、「Xiaomi」の正規製品なのでダミー表示ではなくシッカリと動作する機能です。
ただし、私は「AirPods Pro」の「ノイズキャンセリング」機能や「外部音取り込み」機能を経験したことがないので比較できないところが残念なところです。
「Redmi Buds 4」の「ノイズキャンセリング」機能は、音楽以外の音がすべて消えることはありません。
電車に乗っていると「ノイズキャンセリング」機能のオンとオフの違いがわかります。
電車のガタンゴトンという騒音や車内の暗騒音はほとんど消えます。
一方で、車内での車掌や駅のスピーカーを通してのアナウンスはほとんどそのまま(音量は下がりますが)聞こえます。
「AirPods Pro」の「ノイズキャンセリング」機能のレビューを読むと音楽以外すべての音をカットするようなので、「Redmi Buds 4」とは機能の作りこみの方向性が違うのか、性能的に達していないかどちらかです。
「ノイズキャンセリング」機能が十分実用に適しているのに対して「外部音取り込み」機能はイマイチです。
「外部音取り込み」機能にすると、「サッ〜」というホワイトノイズのような音が聞こえてきます。私の感覚では、外部音を取り込んでいるというよりも暗騒音をまき散らしている感覚が強いです。
「ノイズキャンセリング」機能で人の声は十分聞こえるので「外部音取り込み」機能は必要なくない?
が私の印象です。
このような内容では「『外部音取り込み』機能は使わないなぁ…」といった感じです。
5、000円という価格を考えれば「ノイズキャンセリング」機能で暗騒音が消えるだけで十分満足な価値といえるでしょう。
「ノイズキャンセリング」機能でもっとキレイに暗騒音が消え、「外部音取り込み」を実用レベルまで希望するなら10、000円以上の製品を購入すべきと思います。
まとめ
まだ、使い始めですが、それでも「Redmi Buds 4」のポテンシャルの高さは感じられました。
これが5、000円なら買いでしょう!
確かに「Amazon」では2、000〜3、000円の格安な中華系「TWS」製品もたくさん販売されています。
ですが、音質に目を向ければ5、000円の「Redmi Buds 4」の方が間違いない選択となるはずです。
「Redmi Buds 4」は、長時間聴いていても聴き疲れしない音質バランス。音質を追求するようなことをしないで音楽を心地良く聴くことを欲している一般ユーザーに薦められる製品です。
一方で、ドンシャリで低域、高域が誇張された音質バランスなど個性の強い音質バランスが好きなユーザーには適しませんので、別の製品を探すことを薦めます。
やはり、「Xiaomi」製品は満足度が高いことを再確認した今回の買い物でした。
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