「Xiaomi」の「Redmi Buds 4」のイヤーピースを代えてみた

「final」の「完全ワイヤレス専用仕様」イヤーピースと視聴比較

「Xiaomi」の完全ワイヤレスBluetoothイヤホン(以下「TWS」)「Redmi Buds 4」を購入した経緯は先日アップしました。
その後、返品、再購入の件もレポートしました。
今回は、その「Redmi Buds 4」のイヤーピースを代えての音質チェックをレポートします。

イヤーピース交換の視聴を検討するが…

「Redmi Buds 4」の音質は概ね満足したのは前回レポートした通りです。
イコライザーがなくても十分満足できる音質バランスでした。

ただ、オーディオマニアだった癖で、イヤーピースを代えたらどのような音質の変化が表れるのかに興味が湧いてきました。
この工程は、いつも有線イヤホン時代から行っている私の定番の作業です。

しばらく「TWS」を買い替えていなかったので、現在手持ちのイヤーピースに何があるか調べたら、「final」の「TYPE E」「茶楽音人」の「SpinFit」、「audio-technica」の「finefit ER-CK50L」、「多摩電子工業株式会社」の「S0001L」の4種類がありました(ほとんどが販売終了で時代の経過を感じます)。
4種類あれば聴き比べには十分。もし純正と比較して音質向上となるイヤーピースがあったら追加購入することなく交換することができます。

ところが、視聴を始めようとして気付きました。
「Redmi Buds 4」に手持ちの4種類のイヤーピースに代えると充電ケースに納まらなくなってしまったのです。
今までの「TWS」では多少キツクはなりましたが、いずれも充電ケースが閉まらないことはありませんでした。
なので、「Redmi Buds 4」でも大丈夫と安心していましたが、見込みが甘かったようです…
「Redmi Buds 4」の充電ケースの内部は過去の「TWS」よりかなりスペースが限られているようです。

「TWS」仕様モデルを購入

充電ケースには納まりませんが、テストとして手持ちの4種類のイヤーピースの中から「final」の「TYPE E」で音質の変化があるか視聴してみました。
期待通り、確かに音質の変化を確認できました。純正よりも音場が広くなり、多少ですが音の分離も良くなった感じがします。
「Redmi Buds 4」純正でも前使用機種より大幅に音質アップしているのですが、その上でイヤーピースを代えるとさらに音質の改善に寄与することがわかったのでイヤーピースを代えるに十分な理由になります。

そこで、音質改善を確認できた「final」で「Redmi Buds 4」に対応できるイヤーピースがないかを調べてみました。
すると、同じ「TYPE E」シリーズで「完全ワイヤレス専用仕様」という別バージョンが発売されていました。これは充電ケースに納まらない場合への対応を行ったモデルとの。
具体的には、元の「TYPE E」モデルの高さを低くしたことです。これにより、ほぼすべての「TWS」用充電ケースに納まるようになったと記載されています。
わざわざ別バージョンを作るくらいなので「Redmi Buds 4」だけでなく、他の「TWS」でも既存の「TYPE E」では充電ケースに納まらない事例が多くあることが推測できました。

「TYPE E」の視聴結果が良かったので、この「完全ワイヤレス専用仕様」モデルなら音質と充電ケース収納問題が解決できるはずと考え、購入に踏み切りました。
しかし、この「完全ワイヤレス専用仕様」モデルの音質は基本モデルの「Type E」とは異なるとのレビューもありました。
理由として、高さを低くするための素材の変更などが影響しているのではないかとのことです。確かに、仕様が変れば音質が変化するのは当然です。
その変化が、自分の好みに変化しているかは体験しないとわかりません。
幸い、価格が980円とリーズナブルな価格なので、取り合えず購入し聴き比べ判断することにしました。

全サイズの「完全ワイヤレス専用仕様」イヤーピースを購入
全サイズの「完全ワイヤレス専用仕様」イヤーピースを購入

視聴記

純正と「TYPE E 完全ワイヤレス専用仕様」との外観比較
純正と「TYPE E 完全ワイヤレス専用仕様」との外観比較

届いた「TYPE E 完全ワイヤレス専用仕様」をチェック。
既存の「TYPE E」と比べると確かに高さが低くなっているのがわかります。「Redmi Buds 4」の純正イヤーピースと比べても低いくらいです。これなら充電ケースに納まります。

純正と「TYPE E 完全ワイヤレス専用仕様」の高さ比較
純正と「TYPE E 完全ワイヤレス専用仕様」の高さ比較
基本「TYPE E」と「TYPE E 完全ワイヤレス専用仕様」の高さ比較
基本「TYPE E」と「TYPE E 完全ワイヤレス専用仕様」の高さ比較

さて早速、肝心の音質を視聴しました。
純正のイヤーピースはバランスが良く癖のない音質です。
基本の「final」の「Type E」は、純正のイヤーピースと比べ音場が広く感じました。また、音の粒立ちがハッキリと聴こえます。
これに対して、「完全ワイヤレス専用仕様」はスッキリと晴れ上がったような空気感を感じます。一方で、少々音が軽くなっているようにも感じます。
また、音のバランスが低域寄りで、音楽によっては低域が出過ぎるとの印象も受けました。
低域が出過ぎでボーカルなどの音域が濁っている感じはしませんが、私的にはもう少し低域を抑えたいとの感想を持ちました。

純正と「TYPE E 完全ワイヤレス専用仕様」を視聴比較しましたが、正直純正イヤーピースのままでも良いかなとの結論でした。
「完全ワイヤレス専用仕様」の音のバランスは、私の好みから少々ズレているというのが総合的な印象です。
ただ、音楽ジャンルや音域バランスの好みによっては、「TYPE E 完全ワイヤレス専用仕様」の方が好みというユーザーがいてもおかしくない音質の作りの点は評価します。
まぁ、充電ケースに納まれば基本の「TYPE E」がベストかもしれません。

まとめ

充電ケース入り「Redmi Buds 4」の重量は48.9g
充電ケース入り「Redmi Buds 4」の重量は48.9g
充電ケースのみの「Redmi Buds 4」の重量は40.0g
充電ケースのみの「Redmi Buds 4」の重量は40.0g
「Redmi Buds 4」本体のみの重量は8.9g
「Redmi Buds 4」本体のみの重量は8.9g
「Redmi Buds 4」本体片側のみの重量は4.6g
「Redmi Buds 4」本体片側のみの重量は4.6g

結局、「final」の「TYPE E 完全ワイヤレス専用仕様」の買い物は無駄遣いになりました。
もっとも、実際に自分自身で視聴しなければマッチするか否かわからないわけです。その意味からも、この経験は無駄ではなかったといえます。

現在の外出時の音楽環境では、今回購入の「Redmi Buds 4」で満足するでしょう。
逆にいえば、自分の生活環境に変化がなければ、「AirPods Pro」を購入することはなくなったともいえます。
「AirPods Pro」を買う予定だった予算は「Apple Watch」の2024年モデルにでも充てようかと考えている今日この頃です(^_^)

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