「アクションボタン」に期待をして「iPhone 15 Pro」を購入した私です。
しかし、「iPhone 15 Pro」購入から半年が経過しましたが、期待に反しまったく使わない現実になってしまいました。
その理由を記します。
期待していた「アクションボタン」
「iPhone」では望遠機能が必須の私です。
前期種は2倍望遠のために「iPhone 11 Pro」を購入していました。
今まで望遠機能は「Pro」シリーズだけだったので「iPhone 15」シリーズ購入に当たり選択は「iPhone 15 Pro」でした。
ところが、「iPhone 15」シリーズでは望遠機能が「iPhone 15」にも搭載。私的には、「iPhone 15」シリーズでもっとも驚いたポイントです。
望遠だけ希望だったら前機種と同じ2倍望遠が付いた「iPhone 15」でも良かったのです。
それなのにあえて、「iPhone 15」よりも3.5万円も高い「iPhone 15 Pro」を購入したのは、脱獄環境から入獄環境への変化で使い勝手が低下するデメリットを「アクションボタン」で補いたいとの考えからでした。
事実、購入直後には、いろいろと調べた上で「アクションボタン」に「ショートカット」を設定。「アクションボタン」を使い倒すつもりでした。
ところが半年経過し振り返ってみると、購入目的のひとつである「アクションボタン」を使うことはほとんどありませんでした。
使いにくかった理由
理由は、「アクションボタン」の使い勝手が悪かったことです。
具体的には、
・「アクションボタン」の位置
・ケース装着で押しにくくなった
・「ショートカット」設定により操作がひとつ増える
の3点になります。
「アクションボタン」の位置
「アクションボタン」のある左側面上部は、片手持ちだと指が届きにくい場所で、かつ操作する指から遠いので力が入りにくく長押しが負担になります。
「アクションボタン」の位置が、スリープボタン(またはボリューム下げボタン)くらいの位置だったら印象が少し違ったと思います。
ケース装着で押しにくくなった
「アクションボタン」の位置そのものが操作しにくいのに加え、ケースをつけることにより長押しにより一層の力が必要になりました。
何種類かのケースを試しましたが、どれでも片手で押すにはかなりの力が必要になり、頻繁に操作するには適さない環境でした。
その状況で「アクションボタン」を押すには、「iPhone 15 Pro」を持っているのとは別の手で押すという不必要な手間が発生します。
「アクションボタン」で操作の利便性をアップするとの趣旨から外れる状況となってしまいます。
ケースのボタンの裏に紙を追加し押す力を軽くする工夫もしました。
しかし、1点目の「アクションボタン」が押しにくいと点はケース装着とはまったく別なので押しにくい点は残ったままです。
「ショートカット」設定により操作がひとつ増える
私は「アクションボタン」に必須すべき特定の機能がなかったので「ショートカット」で複数の機能を割り当てました。
かつ、単機能ではなく複数機能を割り当てることで利便性が向上すると考えたのです。
しかし、実際使用する立場からすると該当する機能を起動するまでに単機能の場合よりワンタップ操作が増えるのです。
結果、複数機能割り当ての利便性よりも操作のスピード感を低減させてしまいました。
ロック画面の「ウイジェット」が便利
上記3点は「アクションボタン」の操作性に関してのデメリットです。
しかし、別のマクロ的な視点から「アクションボタン」を使わなくなった理由がありました。
それが、ロック画面の「ウイジェット」利用による「アクションボタン」の必要性の低減です。
地味に、これが「アクションボタン」を使わなくなった大きな理由と考えています。
「iOS16」からロック画面に「ウイジェット」機能が搭載されました。
「ウイジェット」機能は、ロック画面をスワイプしホーム画面に移行することなくアプリを直接起動できる機能です。
操作しくにい「アクションボタン」より、ロック画面から操作できる「ウイジェット」機能の方が利便性が高く便利です。
ロック画面に設定できる「ウイジェット」機能は4つに限定されます。しかし、普段使いなら直接起動できるアプリが4つあれば十分満足できます。
この半年、「アクションボタン」をほとんど使用してないのに対して、「ウイジェット」機能は普段使いしていて使用頻度が高く利便性を感じています。
まとめ
「iPhone 15 Pro」を購入した理由のひとつは「アクションボタン」の活用でした。
しかし半年の実使用で、「アクションボタン」を使わず、また3倍望遠も使う機会もほとんどない現実を振り返ると、3.5万円安い「iPhone 15」でも良かったかも… と、少々後悔している現在の私です。