「Ali Express」で購入した「Apple Pencil 2」用格安替えペン先に満足!

「Ali Express」で購入した「Apple Pencil 2」用替えペン先

「Ali Express」で「iPad Air 5」で使っている「Apple Pencil 2」用の替えペン先を購入しました。
今回は、純正ペン先との描き心地の違いをレポートします。

苦戦していたデジタル描画

昨年3月に購入した「iPad Air 5」で「お絵描き」にチャレンジにすると表明をし、お絵描きアプリをいろいろと試しました。

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「お絵描きアプリ」

また、「ペーパーライクフィルム」を装着し描きやすさの改善もしてきました。

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「ペーパーライクフィルム」と「Apple Pencil 2」

確かに「ペーパーライクフィルム」を装着しない時に比べ確かに描きやすさの向上はありました。とはいいながら、まだアナログ時に比べ違和感を感じていたのは正直なところ
でもこれ以上描き心地を改善する手段がないので、ここからは自分自身がデジタル画材の使い勝手にフィットするよう感覚を移行することが必要と考えを切り替えました。

思い返せば、アナログ画材でもガッシュやパステルなど新しい画材を使い始めた時、馴れるため少々の時間を要しました。
アナログ画材よりも変化の幅が大きいデジタル画材に移行するのに最初多くの違和感を感じ移行に時間がかかるのは仕方がないことです。
これを克服するには描いて描いて行き、デジタル画材に馴染むしかないと考えたのです。

ペン先交換の選択肢

「『Adobe Fresco』をメインで使っていくことを決める」と宣言してから1年近く経過。

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「Adobe Fresco」

この間もこの状態を改善するため試行錯誤しました。
「ペーパーライクフィルム」を装着し描き味が改善されたとはいいながらまだ違和感があります。それを払拭するにはアナログ描画を忘れ、描いて描いて新たなデジタル描画を見つけるしかないのは理屈として納得できるのです。
ですが、いくら描いても「Apple Pencil 2」での描き心地でフィットする到達点が見当たりません

そのように、迷いで時間が経過している中、先日何気なく視聴していた「You Tube」で「[ さよなら、ペーパーライクフィルム ] これが正解!? Apple Pencil ペン先 レビュー」とのタイトルの動画を見つけたのです。

動画投稿者は、「Apple」を中心にガジェット製品をレビューしている「KUNYOTSU Studio」チャンネルです。
このチャンネルは、「Apple」製品を紹介する「YouTuber」。私も時々視聴するチャンネルのひとつです。
動画の内容は、「Apple Pencil 2」をより抵抗のあるペン先に替えることで描き味を改善するというものでした。

そうなのです。「Apple Pencil 2」による違和感は「Apple Pencil 2」が滑りやすいことなのです。
「ペーパーライクフィルム」を装着し改善したといっても装着していないよりもよくなっただけ。自分自身が納得できるアナログ描画の時のような描き味になったわけではないのです。
しかし、このレビュー動画を見ると、この「Ali Express」で販売されている「Apple Pencil 2」の替えペン先は、私が希望する描きやすさに近づく可能性を感じさせる内容でした。
「Ali Express」での販売なので品質に心配な面もある一方で価格が1,000円以下と格安。ダメ元でも金銭的損失は小さいのはメリットです。
そこで早速、入手続きをしました。

描き心地を体験

「Ali Express」で購入した「Apple Pencil 2」のペン先の替えは6月29日注文で7月18日到着しました。
梱包はクッション付き封筒の中にチャック付き整理パックにひとつずつ入っているだけの簡易梱包。まぁ、「Ali Express」では普通の梱包です。

個別にファスナー付き袋に入っていた
個別にファスナー付き袋に入っていた

ところで、この「Apple Pencil 2」のペン先の替え芯には「2B」と「4B」の2種類があり、かつ各々透明と非透明の2種類があるので選択肢として4種類あります。
さらに、販売は1個パッケージのほかに2個パッケージ、4個パッケージがあり、かつ2Bと4Bの2種類入りで2個入りパッケージ、4個パッケージがあるので都合17パターンあり種類が豊富過ぎます。
私は品質と描き心地が不明だったので、2B×2個と4B×2個の4個パックを購入しました。購入時の価格は640円(送料込み)です。

鉛筆での2Bと4Bの違いは芯の硬さです。
「Ali Express」の商品ページで2B、4Bとあったので「Apple Pencil 2」のペン先で芯の硬さの違いってどういうこと? と疑問でした。
「KUNYOTSU Studio」チャンネルの中でも2Bと4Bの違いがわからないと指摘されていました。
でも、現物を見れば違いがわかるのでは思っていましたが、実際に到着したペン先を見比べましたが、どう見ても2Bと4Bの違いがわかりません
どちらも同じにしか見えません。外観だけでなく、試し描きしても違いはありません。
謎です…

ペン先は2Bと4Bの2種類あるとのことだが、その差がわからない...
ペン先は2Bと4Bの2種類あるとのことだが、その差がわからない…

取り合えず、ペン先の硬さについては無視をし、早速ペン先を載せ替えて描き心地を試しました。
結果を先に言うと、ファーストインプレッションは Good! です。
抵抗感が増し、私が希望した描き心地に近づきました。やっと紙に鉛筆で描いた時のような描き心地が得られたという感覚です。
今回試し書きをしたのは下記の4つのパターンです。

・パターン1=透明液晶保護フィルム+純正Apple Pencil 2
・パターン2=「ペーパーライクフィルム」+純正Apple Pencil 2
・パターン3=透明液晶保護フィルム+「Ali Express」ペン先
・パターン4=「ペーパーライクフィルム」+「Ali Express」ペン先

上記2つは今までの方法。新しく追加となったのは下記2つのパターンです。
なので、下記2つのパターン3とパターン4についての描き心地を記します。

「Apple Pencil 2」の純正ペン先
「Apple Pencil 2」の純正ペン先
「Ali Express」のペン先に替えたところ
「Ali Express」のペン先に替えたところ

まず、パターン3。
描き始めすぐにわかったのは、私が希望する描き心地に近づいた、ということです。
「ペーパーライクフィルム」だけを装着した場合よりも抵抗感が強く滑りにくくなりました。
また、パターン3では、透明液晶保護フィルムを利用するのでデジタル描画する度に「ペーパーライクフィルム」を装着する手間がないので後のパターン4より利便性では有利です。

パターン4は、パターン3より一層抵抗感が強くなりました。
スベスベの一般的な保護フィルムより抵抗のある「ペーパーライクフィルム」上に描くのでパターン3より抵抗感が強く感じるのは当然です。
でも、決して描画しにくくなるわけではなく、逆に細かい個所などで筆の強弱をコントロールしやすくなったことで描画でのメリットが大きくなりました。
滑り過ぎてパターン3までで今まで実現できなかった筆先のコントロールがやっと実現したといえます。
4つのパターンの中ではもっとも筆先がコントロールできる組み合わせ。今後、メインの組み合わせになる予感もしています。

このように、「Ali Express」の替えペン先でのデジタル描画は一般の液晶保護フィルムでも「ペーパーライクフィルム」でも描き心地の満足度はアップ。
「Ali Express」の替えペン先での描き味を知ってしまうとデジタル描画では純正のペン先には戻れないと感じました。

透明液晶保護フィルムと「ペーパーライクフィルム」の使い分け

描き心地の説明
描き心地の説明

さて、デジタル描画で「Ali Express」の替えペン先を使う場合、透明液晶保護フィルムと「ペーパーライクフィルム」をどのように使い分けるかは今回の試し描きでもだいたい予想がつきました。
細い線や細かい描画が必要な場合は、筆先のコントロールがしやすいパターン4です。
一方、パターン3は大きな面を勢い良く描画する場合に適しています。筆先の勢いを生かした水彩画の滲みなど偶然性を含めた描画にはパターン3は有効に作用すると思います。

このファーストインプレッションで「Ali Express」の替えペン先だけでなく「ペーパーライクフィルム」も無駄にならならない結果が出たので安心しました。
今回の「Ali Express」の替えペン先の購入でデジタル描画の進展への感触が得られたのがもっとも大きな成果です。
いよいよ、1年弱凍結状態となっていた次のステップへの切っ掛けになることに期待です。