通話録音の重要性
一般の人が電話の会話で「言った」、「言わない」のようなことで裁判など大きな事態になることはほとんどありません。
でも、購入した商品の不具合でサポートに電話をしたが間違った案内をされ、そのことを指摘し対応を要求してもサポートが認めない事例なら一般の人にも起り得ることです。事実、ブログなどではそのような事例が見られます。
そのような時、電話での通話録音データがあれば「消費者センター」など消費者救済機関も迅速に動いてくれる可能性が高まります。
そのようなトラブル解決のためにも通話録音で予防処置を備えておくのは無駄ではありません。
しかし、残念ながら日本では一般の人が通話を録音する機能が提供されていません。
私は、そのような事象のため「iPhone」に通話録音ができる脱獄アプリ「AudioRecorder XS」をインストールしていました。
幸い、その通話録音データが必要になったケースはありませんが、通話録音をすることで自分にマイナスになることはありません。
日本国内でも民意が低下し、どこでトラブルが発生しておおかしくない世の中になっていますので、むしろ積極的に準備をしておくべきと考えます。
私は、「iPhone 15 Pro」購入で入獄環境になったことで通話録音をすることができない環境になりました。
でも、上記のような理由から、再度通話録音が可能な環境を構築したいと考えました。
今回は、最適な方法を見つけるまでの経緯をレポートします。
純正「電話.app」の通話録音
「Apple」純正の「ボイスレコーダー」や「画面収録」では自分の声だけで通話相手の声は録音できないとの結果は多くのブログなどで報告されています。
そこで、期待されていたのが「iOS 18.1」で搭載予定の純正「電話.app」で通話録音でした。
しかし、「Apple」の説明では「電話.app」は「録音します〜」とアナウンスで通話の相手に通話録音がされていることを告知するとのこと。
私が想定しているのはトラブル発生の予防としての通話録音なので相手に告知をしないで録音をするのが必要です。なので「電話.app」の通話録音機能は私の希望には合いません。
通話録音アプリ「コールレコーダー Pay As You Go」
純正「電話.app」の通話録音が私の希望に合致しなかったので、時点として「App Store」の通話録音アプリを調べました。
「App Store」の通話録音アプリはかなりの数あります。しかし、評価を見ると「相手の声が雑音で聴き取れない」とか、そもそも「録音が不完全」など不満の声が多いのが現実でした。
そのような中、やっと探し当てたのが「コールレコーダー Pay As You Go」。
他の通話録音アプリはサブスクか月額料金制だったのに対して、「コールレコーダー Pay As You Go」はプリペイドだったことが私が気に入った点です。
実際、私が通話録音をするのは年に数回あるかないか程度。なので、サブスクや月額料金では割高になるのでプリペイド方式は私の使用環境に合っています。
「コールレコーダー Pay As You Go」の通話料金は固定電話、スマホ共に0.1ドル/分(約15円/分)。
今使っている「050 plus」は、ケータイが17.6円/分、固定電話が8.8円/3分。それに比べ「コールレコーダー Pay As You Go」はケータイへの発信は安いですが固定電話へは割高です。
なお、「コールレコーダー Pay As You Go」のプリペイドの入金最低金額は5ドルからなので日本円で750円(1ドル=150円)程度になります。
実使用でわかったデメリット
「コールレコーダー Pay As You Go」は最初の1回はお試しで無料で通話ができます。
使ってみないと実際の通話品質はわかりませんので、このシステムは評価できます。
そのお試しで使ってわかった欠点が2点ありました。それが、下記です。
・LTE(4G)回線が使えずWi-Fi回線のみに対応
・発信者非通知
「コールレコーダー Pay As You Go」は「050 plus」と同じIP電話なので、LTE(4G)回線でも利用可能と考えていました。
ところが、「コールレコーダー Pay As You Go」はLTE(4G)回線非対応でWi-Fi環境がないとつながらないのがわかりました。
これは、決定的なマイナスポイントです。
現在の日本では、電車内や地下、かなりの地方でもつながらない場所はないといえるほど通信環境は完備されています。
一方、Wi-Fiは外出環境ではかなり限定されます。外出時にWi-Fi環境だけに頼るのはつながらないのを許容するに等しいといえます。ハッキリ言えば、外出時にはつかえないといった方が正しいです。
また、「コールレコーダー Pay As You Go」の通話録音の発信者が非通知になるのも残念ポイントです。
詳しく調べているわけではないので確証はできませんが、挙動を考えるとすべてが非通知になるのではなく、「連絡先.app」に登録されている相手は表示されるが、登録されていない相手は非通知になるように思えます。
通話録音された内容を聞けばだれからの電話だかがわかります。また、通話録音データにある電話アイコンをタップすれば相手先に電話が掛かるので電話番号が表示されなくても支障はないともいうことができます。
しかし、通話録音の一覧から判別できないのは通話録音を多数する人にとっては手間で使い勝手が良いとはいえません。
「コールレコーダー Pay As You Go」に期待をしたのですが、実採用するには少々物足りない印象でした。
中古「iPhone」の購入へ
ここで大きく考えを方向転換しました。
脱獄環境なら脱獄あぷり「AudioRecorder XS」で満足する通話録音を得られるのはわかっています。
ならば、中古で安い「iPhone」を購入し通話録音専用端末にしてはどうだろうかと考えました。
と言うことで、「じゃんぱら」で「iPhone 6s」を購入しました。
「iPhone 6s」購入の経緯や脱獄手順については、後日レポートしますので今回はその結果のみを報告します。
「じゃんぱら」では「iPhone 6s」の「ランクC」で6,980円前後が相場です。ところが、私が購入したのは海外型番だったため「ランクB」なのに4,980円と格安。掘り出し物でした。
過去に脱獄して「AudioRecorder XS」を使用していたので、脱獄が出来さえすれば使い勝手などは体験済み。満足できる結果になるとわかっています。
「iPhone 6s」を脱獄し「AudioRecorder XS」をインストール。久々の脱獄環境にワクワクしています(^_^)
結論
相手に通話録音をアナウンスしても良いなら「iOS 18.1」から利用可能になる純正「電話.app」の通話録音が手間がなく、かつ出費もないのでベストなのは言うまでもありません。
しかし、通話相手に知られたくなく通話録音をしたい場合もあるのも事実。
そのような場合は、脱獄できる「iPhone」を購入し、脱獄アプリ「AudioRecorder XS」で運用するのが一番使い勝手が良いとの結論です。
私が購入したのは格安だったとはいえ出費が大きく通話専用にもう一台「iPhone」を持つ、また脱獄作業が必要となるなどデメリットも多いのは事実です。
ですが、確実に通話録音するとの面からはベストの選択だと考えています。
使っていない古い「iPhone」があれば、脱獄し再活用できますので、試してみてください。
なお、現在、脱獄アプリ「AudioRecorder XS」がインストールできるのは「iOS 16.x」以下が条件になります。