昨日の夜、「MACお宝鑑定団」のWebサイトで macromediaが 東京・六本木ヒルズのテレビ朝日内1階の多目的スペース「umu(ウム)」で「STUDIO 8 セレブフェスタ」を 10月13日から15日まで開催しているのを知りました。12日に日本版が出た「STUDIO 8」の紹介イベントです。 明日が最終日です。朝イチで行くことに決めました。
「STUDIO 8」日本版は事前のアナウンスがまったくなく突然に12日に発売されました。
通常、パソコン・アプリケーションは1ヵ月前位にプレスリリースがあり、現行版には無料アップグレード特典が付くものです。
米国での発表の中でも英語版以外も1ヵ月位で発売したいとのコメントがあったのにです。
パソコンショップには情報が入っているかもしれないと思い、10日にアキバのラオックス「The Mac Store」で聞きました。
店員さんは、メーカーからのアナウンスはないが、流通から12日に入荷と言われていると話してくれました。
12日は仕事の都合でアキバに寄れなかったので13日の昼に寄ってみると既に、発売されていました。
この時点ではmacromediaのWebサイトはまだ「MX2004」が最新版となっていて「8」の情報はありませんでした。
来年にはAdobeに買収されてしまうのでmacromediaの日本法人はもうやる気がないのだと思いました。
しかし、Webサイトが「STUDIO 8」に更新されるといろんなイベントを開催することが記載されていました。
そのひとつが、13日から15日の「STUDIO 8 セレブフェスタ」です。
他にも「全国縦断 Macromedia Studio 8 ご紹介セミナー」などがあります。
また、Webサイトには「EIGHT8 THE PROJECT」という「STUDIO 8」の特別サイトもオープンしています。
発売前とは熱の入れようがまったく違い驚きです。
私の注目しているのは「Dreamweaver 8」です。
私が現在使用しているのは2世代前の「STUDIO MX」。
「STUDIO MX2004」は私が使用する機能にあまり大きな違いがなかったので購入を控えた経緯があります。
しかし今回の「Dreamweaver 8」はカタログを見るとCSSとPHPに大きな改善が見られるようなので気になっていました。
ここ1年でCSSとPHPはかなり私の仕事の中でも使用する機会が増えてきましたので、
この機能がバージョンアップし仕事の効率がアップするならば購入することも検討する段階に来ています。
「新機能セミナー」と「CSSでWebデザイン」を聞き、ハンズオンで係員に疑問点を質問しました。
この結果、CSSに関してはかなり大幅な改善が見られるようです。
まず、ひとつはCSSがデザインビューできる事です。
「MX2004」まではCSSはデザインビューできませんでした。コードビューでコードを打っていかなくてはいけませんでした。
タグのサポートで閉じタグが自動で入る機能があったり、不正なタグをお知らせしてくれる機能があったりはしましたが、
イチからエディターで打つよりは多少は良い程度でした。レイアウトの確認にはサーバーにアップして、
ブラウザーで表示するまで分かりませんでした。
しかし、「8」では「Dreamweaver」のデザインビューでレイアウトが確認できます。
さらに、「Dreamweaver」内で主要ブラウザーでの表示をサポートしてくれますので、
いろいろのブラウザーをインストールする必要がなくなるとの事でした。
これだけでも今までCSSタグを書き込んだ後のブラウザーのデザイン確認にかかっていた時間がかなり短縮される事が想像できます。
テーブルからCSSへの変更は敷居が高くなかなか移行できないデザイナーが多い中、
「8」ではCSSタグ作成にもHTML作成と同様にダイヤログが表示されてそこで設定項目を記入できます。
そして、それがデザインビューで表示されます。これにより、今までの敷居がかなり低くなりCSS初心者にも、
容易にテーブルからCSSへ移行できそうです。
しかし、それゆえのデメリットとして、ソースコードがアプリケーション任せになるので、
汚いコードになることが十分に予想されます。HTMLの時代にも手打ちのプログラマーからは、
アプリケーションを使用したソースコードは汚いと言われていましたから。
できたら、CSSのタグコードはコードビューで書いて表示の確認に「Dreamweaver 」の新機能を使ってもらうとコードがキレイで、
かつ作業時間の短縮にもなるのですが。ひとつひとつのCSSタグにダイヤログが出て設定するのですから、
別々のタグに同じ項目を設定する事が起こるでしょう。
bodyタグにcolorタグを設定しているのにその下のタグにもcolorタグを設定するとか、
font-familyをいろいろのタグに設定するとかが出てきそうですね。
セミナーの中での話で、仕事に即使えそうな機能も何点かありました。いずれも「FLASH8」を使用した機能です。
ひとつが、「Flash Video」です。
通常、ムービーを見るとなるとMacではQuickTimeで、Windowsでは別のアプリケーションになります。
お互いに無料ダウンロードすれば対応できるのですが、ほとんどのユーザーはそんな手間のかかる事はしません。
そこで、MacユーザーはWebサイトにあるムービーが見られない事になります。
しかし、「FLASH8」でコンバートすることで各ムービー・フォーマットは「Flash Video」となります。
主要ブラウザーは「Flash」には対応しているので「FLASH8」を使うことでOSの垣根がなくなります。
これは見る側もメリットですが、制作側も「Flash Video」ひとつだけ作ればよいのですから手間がかからないメリットがあります。
次が、「Flash Paper」です。
これはWordやExcelのデータが一発で「Flash」に書き出せる機能です。
今まで、広報がWordで作ったプレスリリースや、社内で作ったExcelでの資料などをWebサイトに掲載する場合、
またイチからHTMLに組直さなければいけませんでした。
しかし、「FLASH8」をインストールすることにより各アプリケーションから印刷ダイアログで「Flash」の
ベクターデータに書き出せます。
画像データでなく、ベクターデータなので拡大しても表示が荒れません。また、文字として認識しますので検索も可能です。
この2点は、Webサイト作成者としては時間短縮に繋がる嬉しい機能だと思います。
このセミナーでいろいろ聞き、これは購入すべきだと思いました。
早速、来週から上司を説得です。