今回私は、Wi-Fi内蔵SDカード「PQI Air Card」を購入しました。
SDカードにWi-Fi機能を搭載した商品としては「Eye-Fi」が有名です。私も2010年5月に「Eye-Fi Explore X2」を購入しました。
「Eye-Fi」の便利な点は、デジカメで撮った画像を自動的にWi-Fi経由でアップロードしてくれる事です。
私はアップされた画像データを「iPhoto」に取り込むように設定しています。これにより撮影後、デジカメをUSBケーブルにつないだり、SDカードを取り出しカードリーダーに差さなくても撮影データを「iPhoto」に保存出来ます。
また、「iPhone/iPod touch」の「カメラロール」にアップロードも可能です。「カメラロール」に取り込んでしまえば「Instagram」で加工する事も、「twitter」でツイートする事も出来るので「twitter」ユーザーには大変便利です。
私はその後も「iPhoto」への取り込みは活用していましたが、「iPhone/iPod touch」へのアップロードは止めていました。
その理由は、「Eye-Fi」のアップロードが遅いからです。
私の使用しているデジカメはCASIOの「EX-H10」。「EX-H10」では、「設定」から「プロテクト」を「オン」した画像のみが「Eye-Fi」でアップロードされます。
しかし、数枚の画像をアップロードする場合でも数分で終わりません。少しアップロードする枚数が多いと10分近くかかる事もあります。
「カメラロール」に取り込むために撮影した場所に10分も立ち止まらなくてはいけないのは不便です。
「iPod touch 4th」のカメラは75万画素しかなかったので、しっかりとした写真は「EX-H10」で撮影するしか方法がありませんでした。
しかし、その後買い替えした「iPhone 4S」のカメラは800万画素もありますので、ほとんどの写真は「iPhone 4S」で事が足りるようになりました。
「iPhone 4S」での撮影ならアップロードの手間暇、待ち時間がなくなり「Instagram」、「twitter」との連係がスムーズです。
このように、「EX-H10」の使用が低くなったので必然的に「Eye-Fi」の活用も少なくなりました。
そのような私でしたが「twitter」でmoyashi (@hitoriblog )さんが「PQI Air Card」を紹介したツイートを見て興味がわきました。
moyashiさんのWebサイト「ひろりぶろぐ」で記事を読むと、「Eye-Fi」と「PQI Air Card」の違い等が詳しく書かれていました。この記事は「PQI Air Card」の良い点だけでなく扱い難い点も書かれていて、通り一遍のレビューではなく使い込んだ記事内容でした。
私が「PQI Air Card」に興味を持ったのは、「Eye-Fi」よりも高速にアップロード出来ると書かれている点です。
丁度私が「Eye-Fi」に不満を持っていたポイントだったので内容がズバリでした。
moyashiさんの測定値によると、「Eye-Fi」の1.68に対して「PQI Air Card」は27.76!
メチャメチャ早い結果が出ていました。
素晴らしい測定値なので直に買い替えようと思いました。しかし、冷静に考えてみると、現在ほとんど「Eye-Fi」を活用していないのだから買い替えても無駄と言う気もしました。
しかし、最終的に購入の決断をしました。
実売価格で5,000円程と比較的安い事がもっとも大きな理由でした。頻繁に使わないとは言いながら、必要なケースは確実にあるので5,000円なら、たとえ期待外れでも大きなダメージにはならないと自分に購入の理由付けを納得させました(^^;)
「PQI Air Card」にはWi-Fi内蔵SDカードアダプタのみの「6W21-0000R1」とmicroSDHC 16GB Class10が付属した「6W25-016GR1」、microSDHC 32GB Class10が付属した「6W25-032GR1」の3種類があります。私が購入したのはアダプタのみの「6W21-0000R1」です。
「PQI Air Card」が「Eye-fi」と大きく異なるのは、既存のmicroSDカードが使用出来る事です。
私は、「PQI Air Card」はアダプタのみにし、moyashiさんの記事の中で最速と評価された「SANDISK」のmicroSDHCカード「Extreme Pro」の8GB「SDSDQXP-008G-X46」を別途購入しました。
私は数日間撮影するようなケースはなく、日帰りでスナップ写真を撮る位です。そのため、32GBや16GBもいらないので8GBとしました。
今まで使っていた「Eye-fi」も8GBでしたが、半分も使っていないような撮影シーンばかりでしたので容量不足にはならないはずです。
万が一、容量が足りなくなっても既存のmicroSDカードを別途購入し、差し替えれば引き続き「PQI Air Card」を使えるので心配ありません。
早速、Amazonで購入しました。
次回は、到着した「PQI Air Card」の設定編です。
「Eye-fi」と異なり「PQI Air Card」をカスタマイズしないと使い勝手が良くなりませんので、次回の設定がキモです。