「Mac mini」2012年モデルの内蔵HDDをSSDに載せ換える事にしました。
購入するのは「CFD」の「CSSD-S6T512NHG6Q」512GB(33,780円)です。
「Mac mini」は昨年新機種が発売されなかったので、今年のWWDCから秋にかけて新機種が登場する事も予想されます。
そのような状況で私が3万円もかけて「Mac mini」のHDDをSSDにするのには理由があります。
それは、「Mac mini」2014年モデルが発売されたとしても、そのスペックは2012年モデルと比べ大幅なアップは望めないと予想されるからです。
具体的には、「Mac mini」2012年モデルと現行機種の「iMac」や「Mac Book」シリーズと比較しても大幅なスペックの違いはありません。
Mac mini | iMac | Mac Book Air | |
---|---|---|---|
クロック周波数 | 2.5GHz | 2.7GHz | 1.4GHz |
CPU | Intel Core i5 | Intel Core i5 | Intel Core i5 |
グラフィックス | Intel HD Graphics 4000 | Intel Iris Pro Graphics | Intel HD Graphics 5000 |
メモリー | 1,600MHz DDR3 | 1,600MHz DDR3 | 1,600MHz LPDDR3 |
「iMac」2013年モデルと比べてもCPUは「Intel Core i5」、メモリーも「1,600MHz DDR3」のままです。まして、デスクトップ型の低価格モデルなので「iMac」よりスペックが上がる事はありえません。
そうなると、「Mac mini」2014年モデルに買い替えする必然性が見当たりません。
2012年モデルは、USB3.0にも「Thunderbolt」にも対応しているので、その面でも機能は十分です。
しかし、2012年モデルをもう暫く使い続けるならば、スペックアップを図りたい気持ちもあります。
そのような状況で何が必要か考えたら内蔵HDDをSSDへ載せ換える事を思いつきました。
SSDのメリットは何でしょう?
一般的にHDDに対してSSDのメリットは、
と言われています。
しかし、私のようにノート型ではなくデスクトップ型でSSDを使用する場合、落下を心配する必要はありません。同様にデスクトップ型では、動作音や発熱も大きな問題にはなりません。
そのため、デスクトップ型でのメリットは、起動の早さの1点です。
何事もメリットばかりでなくデメリットもあります。
では、SSDのデメリットは、
です。
SSDの大きな欠点が理論上HDDよりも寿命が短い事です。
SSDはHDDと異なり回転部がないので長寿命のはずです。しかし、SSDを構成しているNANDフラッシュメモリーの特性上書き込み限度が10万回と言われています。
でも、その理論上の上限10万回が一般的Mac/PCユーザーの使用方法だと何年なのか具体的な年数は出ていません。
「Google」先生に聞いてみると、一般的ユーザーの使用方法では2~3年で上限に達する事はないようです。
事実、「3年ほど使用しているけど問題ない」との情報は多くありますが、「3年経過したら動作しなくなった」との情報はほとんどありません。
一方で、SDDよりも長寿命と言われているHDDですが、私の使用経験では3年前後で異音がして買い替えのパターンが多いです。
このような事例を考慮すると、実使用での寿命はHDDもSSDも大差ないとの印象を持ちました。
むしろ、枯れた技術のHDDと異なり、性能の改良が続いているSSDは新しい技術が搭載され短寿命の問題も改善されているとも言います。
今後は回転部がない分SSDの方が有利になる気がします。
SDDは毎年安くはなり徐々に購入しやすい価格になってきています。
それでも、500GBで比較すると2.5インチHDDが6,000円程度なのに対して、SSDは35,000~40,000円もしますから相対的に安いとは言えません。
このような事から、デスクトップ型でSSDに載せ換えた場合のメリットは起動の高速化だけとなります。
つまり、
起動の高速化のためにだけ30,000円を支払うか
です。
私は、それでもSSDを購入する事にしました。
新規購入となると60,000円強の出費になります。しかし、その金額に見合うメリットが見えません。
それなら、1/2の投資でキビキビした動作になるのならそれも良しとしました。
SSDの載せ換えで動作が改善すれば、今後2年程は不満なく使い続ける事が出来るはずです。
それを考えれば30,000円は高くないでしょう。
さて、次回はSSD載せ換えをレポートします。