次期日本代表監督人事について考察

日本代表 Football

2026年・北中米W杯における日本代表は、ROUND38のブラジル代表戦の敗戦で終了しました。W杯はまだ続きますが、日本代表に関しては次期監督人事が焦点になります。
今回は、その件に関して考察します。
最初に今回のW杯の総括を記しますので、次期監督人事だけを読みたい方はそこまで飛んでください。

W杯の総括

次期監督人事の前に、今回のW杯での日本代表戦の総括が必要です。

今大会の日本代表の戦績は1勝2分1敗、勝ち点5。これは、前回2022年カタールW杯の2勝2敗勝ち点6より低下しています。数値の結果からではこの4年間は評価できません。
それ以上に、試合内容が期待に達していなかったのが大きな問題です。
森保監督のトレードマークだった「攻撃的スリーバック」が初戦からまったく使わずじまいでした。

オランダ代表戦

まず初戦のオランダ代表戦。
このグループで最強と考えられていたオランダ代表に対して試合開始10〜15分は高い位置からプレスをかけると日本代表サポーターの多くが予想していたはずです。今までの森保監督の常套手段でしたから。
しかし、森保監督は最初から5バックでブロックを敷いて守りから入りました。その後も、高い位置から積極的なプレスは行いませんでした。
守備的な5-4-1システムならWBに攻撃的な堂安律、中村敬斗を置く意味はありません。

スウェーデン代表戦

第3戦のスウェーデン代表戦。
グループ最強と予想されていたオランダ代表戦と異なり、スウェーデン代表戦では日本代表の特徴の「攻撃的スリーバック」がどれくらい通用するか試すには最適な相手。
ここでこそ「攻撃的スリーバック」を使うと私は戦前予想していました。しかし、初戦と同様5-4-1の守備ブロックでした。
逆に、後半の「ハイドレーションブレイク」後はスウェーデン代表の攻撃にベタ引きにされ守備に追われました。
この4年間の積極的なカウンターで魅力的だった日本代表はどこに行った? でした。

ブラジル代表戦

そして決勝トーナメントラウンド32のブラジル代表戦になります。
前半に1-0としてまあまあの試合内容でしたが、ハーフタイム後にブラジル代表・アンチェロッティ監督が戦術を変えて来たのに対して森保監督は対抗策をまったく打てませんでした

アンチェロッティ監督の戦術変更の意図は明白です。
前半、パスで日本代表の守備を崩そうと思ったがブロックが堅牢でクサビのパスがまったく通りませんでした。
そこで、サイドを起点に押し込んだ上で中盤にスペースを作りフリーになった守備の選手から早めにゴール前にクロスを上げ打開する戦術変更です。
この変更意図は後半開始数分で私でも把握できました。まさか日本代表監督がそれを気付かないはずありません。
しかし、森保監督は5分経過しても10分経過しても、さらに「ハイドレーションブレイク」に戦術変更が可能な時間があったのにアンチェロッティ監督の戦術変更に対しての適切な対応ができませんでした。

その結果はご存知の通りです。
日本代表のブラジル代表戦の敗因は明白、
アンチェロッティ監督と森保監督の監督技量の差
です。

普通に考えたらブラジル代表に対して格下と思っているアジア代表に対して得意なパスでの崩しを捨てさせ、自分たちのサッカーとは真逆な「アバウトな放り込みサッカー」を納得させ実行させることはできません。
これができたのはアンチェロッティ氏の監督としての実績とカリスマ性でしょう。

アンチェロッティ監督は欧州の5大リーグで優勝という実勢を残したのは事実です。
しかし、私はナンバーワンな選手を莫大な移籍金でかき集めるビッククラブだからできること、そんな大金を使えない中堅クラブで結果を残したら評価するとのスタンスでした。
でも、今回の試合での相手チームの弱点を突いた戦術変更を見たらやはりクラブチームでの実績は伊達ではなかったのだと納得したのでした。

これはアンチェロッティ監督だけではなく欧州で評価されている監督は相手の出方に対して即座に対応するのは当たり前の時代になっています。
まして今回は「ハイドレーションブレイク」という作戦タイムまで設定されているのにそのタイミングでも何の戦術変更もできない監督は欧州で評価はされません。
いくら選手のレベルが上がってもこんか監督の元では試合で勝利することは無理です。

大会が始まる前にはノーマークだったのに結果と試合内容で俄然注目を集めたのがカーボベルデ代表です。
カーボベルデ代表の選手はポルトガルリーグ2部などで日本代表選手よりプレーしているリーグのレベルは軒並み低いです。
しかし、日本代表のように怖がりドン引きにならずスペイン代表やウルグアイ代表などに対して積極的な攻撃で闘っていました。
この積極性が、決勝トーナメントラウンド32のアルゼンチン代表戦で先制されても追い付き延長戦まで闘えた結果になりました。
その姿勢がスタジアムやテレビ、配信で見ている世界のファンの心を掴んだのです。

それに対して森保監督の消極的な采配は世界どころか日本のサポーターの心も離れて行きました。負けるにしてもカーボベルデ代表のような積極的なサッカーをすれば世界の評価が上がったのに残念との感想しかありません。

垣間見えるJFAの意向

ブラジル代表戦の敗戦は選手の差ではなく監督の差だということが日本の多くのサポーターが感じたと思います。
しかし、それに気が付いていないのが日本サッカー協会(JFA)と影響力のある大手メディア(テレビ、新聞)だという哀しい現実があります。

そもそも、帰国会見のあの雰囲気は何なのでしょうか?
何の結果も出していないのに拍手で会見が始まるなど信じられません
また、ライターのミムラユウスケ氏のブラジル代表戦の総括についての質問に対して不機嫌そうな態度と意図的に質問の意図をずらした返答は別の意味でも森保監督の限界を示したと感じました。

JFAの宮本恒靖会長は後任の日本代表監督に森保監督は選択肢のひとつと信じられない考えも示しました。どう考えたらそのような選択肢が出てくるのか私には不思議です。
また、メディアの報道などによるとJFA内部では日本人監督を優先に考えているとのこと。
最優先が森保監督の続投、次が現在U-22日本代表監督の大岩剛氏の日本代表監督への昇格と出ていました。
次点の大岩氏選出の理由がわかりません。
選手が欧州の高いリーグで活躍している現在、求められるのは最新の世界サッカーを知る監督です。
しかし、大岩氏は日本国内でしか監督経験がありません。このような監督経験では世界の監督の戦術に対応するのは無理です。8年間代表監督をした森保監督でさえこの結果だったのですから想像に難くありません。
そういえば、少し前までは日本代表監督の条件のひとつにW杯監督経験がありましたが、あの条件はなしになったのでしょうか?

以前、守田選手が話したように具体的な戦術の落とし込みと最適な複数の対応プランを提示できるのが今後の代表監督の必須条件です。
JFAの選択肢では4年後のW杯での結果も今回と同じラウンド32での終了が見えます。

「Twitter」のツイートであるユーザーが、
日本代表のネトウヨ化
とつぶやいていましたが、居えて妙です。私が感じていたのを端的に言語化しています。
森保第2政権で「日本国民のため」や「日本一体」などを監督、選手が頻繁に発言していました。
そして、森保監督の国歌での涙、長友選手の日の丸のはち巻き等々、どこかの右翼団体かと思うほどの違和感しかありません。
たかがスポーツです。「日本国民のため」ではなく「日本代表のサポーターのため」が正しい姿勢です。

そういえば、JFAのスポンサーに「APA HOTEL」や「読売新聞」、「三井不動産」などネトウヨ企業や政権に取り込んでいる企業が多いのからも「日本代表のネトウヨ化」は実感できます。

私の見解

ここでサポーターが声を上げないとJFAの意向に沿った森保第3政権か大岩氏という地獄の可能性が大です。
そうなったら選手のレベルは上がっているのに日本代表の結果は低下すると断言できます。
その状況は避けたい!
風間八宏氏や鬼木達氏の名前も上がっていますが、両氏はJリーグで結果は残しているも海外での監督経験はないので難しいというのが私の見方です。

一方で、今の森保監督の年俸は約2億円らしいので、その年俸で欧州で実績を残した外国人監督を招集するのはかなり難しいのも現実です。
そのような中で日本代表監督に推薦できる人物をピックアップしてみました。

現メキシコ代表監督アギーレ氏
カーボベルデ代表監督ペドロ・レイタン・ブリト(ブビスタ)氏
アンジェ・ポステコグルー氏

アギーレ氏

今大会メキシコ代表監督で結果を出したアギーレ監督は推定年俸2〜3億円らしい。
以前、日本代表監督をした際には外的要因で解任を余儀なくされたが、JFAと揉めたわけではないので選択肢としては可能ではないだろうか。
メキシコ代表のW杯敗退を受けメキシコ代表監督辞任との報。フリーになったのでチャンスです。

ブビスタ氏

今大会最大のサプライズチームはカーボベルデ代表で異存なしでしょう。その監督ペドロ・レイタン・ブリト(ブビスタ)氏の年俸は約2,000万円。年俸的には問題ないはずです。
人口50万人の国の代表チームを初めてのW杯に導いただけでなくスペイン代表、ウルグアイ代表という強豪と引き分け。決勝トーナメントラウンド32でアルゼンチン代表と延長まで健闘した実績は侮れない。
何より強豪国に対しても攻撃的姿勢を崩さなかったのは森保監督になかった資質。期待ができる。

アンジェ・ポステコグルー氏

サポーターの間でアンジェ・ポステコグルー氏の名前が上がったのは経歴からも自然です。
オーストラリア代表監督後に横浜Fマリノスの監督を経験。スコットランドのセルティックでは日本人選手を移籍させリーグ優勝などの結果を出しました。
代表監督でW杯を経験。日本サッカーを知り、欧州サッカーでも結果を出したので経歴に不満はないでしょう。
でも、残念ながら先日サウジアラビアのアル・ナスルへの就任が決まってしまったのでポステコグルー氏の可能性はなくなりました。

まとめ

田嶋前会長が次期代表監督に口を挟んでいます。
田嶋前会長や川淵三郎元会長(旧古河電工派閥)に牛耳られている現在の腐った日本サッカー協会
田嶋の傀儡とも言われている宮本会長。これらの雑音を排除できるかが宮本会長の実力の見せ所です。
宮本会長にはFIFAマスター卒業の知識、人脈があるはずです。腐ったみかんではなくサポートの声と宮本会長の人脈を活かした最適な選択を期待しています。

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