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iPhone 「iPhone4S 32GB」を購入!【検討編】

「iPhone4S」

この度私は「iPhone4S 32GB ブラック」を購入しました。
私は、以前から明言しているように携帯電話拒否派です。
その私が、「iPhone4S」を購入したのは、宗旨替えをしたのでも、携帯電話が必要になったのでもありません。
単に、今回「iPod touch 4th」が新機種にならなかったのが理由です。
その理由と「iPhone4S」購入決意までの経緯についてレポートします。

私は今年の「iPod touch」は最低限でもカメラ解像度が200〜300万画素にアップすると予想していました。
何故なら「iPod touch 4th」のカメラはおまけみたいなもので、通常の撮影には画素数が低くて(72万画素程度と言われています)まったく使えないからです。
他の機能は「iPhone 4」と比べ見劣りはしないので「iPod touch 4th」ユーザーの希望はカメラの画素数のアップです。逆に言えば、「iPod touch」は完成度が高くなりそれ以外に改善する点はないと思っていました。
しかし、Appleは私の期待を裏切り現行機種のままあと1年継続販売としました。「iPhone」のカメラの画素数は500万画素から800万画素にアップしたのに...。
私としては、落胆が大きかった発表でした。

私は「iPod touch 4th」で搭載されたカメラで撮影し「Instagram」にアップして楽しんでいました。
今までは、「Instagram」にアップ出来る解像度も制限されていましたので「iPod touch 4th」で撮影した画像でも我慢できました。しかし、最近「Instagram」はアップデートし、高画質の画像もアップできるようになりました。
そうなると、高解像度で楽しみたくなるものです。私が「iPod touch」のカメラの画素数アップに期待したのもそれが理由です。
カメラの画素数がアップされ「iPod touch 5th」になっていれば、買い替えをする予定でした。
そうかと言って「iPod touch 4th」のカメラ画素数のままで後1年間使い続けるのは多いに不満でした。

そんな時「twitter」で「『iPhone4』をキャッシュバックで実質本体価格5,000円で購入した」とのツイートがありました。
それを見て「5万円もする『iPhone 4』が何故そんな安く買えるの?」と思いました。
最初は、ガゼネタかと考えました。しかし、そのフォロワーの方は信頼できましたので嘘とも考えられませんでした。また、数日後には「iPhone4」到着とのツイートもありましたので騙されたわけでもない事が分かりました。
もしそのショップが怪しくリスクを冒すのではなければ「iPod touch 5th」の代わりに買えるのではないかと考えました。
「iPod touch」で満足していた私が、初めて「iPhone」の購入を考えた瞬間でした。

そもそも私が「iPhone」の購入に至らなかったのは、本体価格です。
「iPhone」は、同じ容量で「iPod touch」の倍程の価格になります。この価格は、私にとって負担が大きすぎます。

「本体一括購入しなければ負担は軽くなるよ」との声があります。同様にWebサイトでも「Apple以外のスマートフォンは本体価格が数万円するが『iPhone』は本体価格0円なので、日本市場で売れている」との記事を見かけます。この記事を見るたびに「このライターは算数が出来ないのかな」と思っています。
「iPhone」の本体価格はSoftBankが全額負担しているわけではありません。単に、24回の分割払いになっているだけです。本体価格はユーザーが全額払っています。
これは、以前にEMOBILEが「Pocket WiFi」を売るためにネットブックPCを1円で販売していたのと同じです。月々の支払料金に本体価格が上乗せされているだけです。
簡単な算数のトリックです。チョット計算すれば明白なのにライターはそれもしていないのでメーカー広報のリリースを垂れ流すだけだと言うことが明白です。

私にとって最大のネックである本体価格の高さがクリアーされるのなら「iPhone」も購入の選択肢になります。
そこで、Googleで「iPhone 価格 キャッシュバック」とキーワードを入力して検索しました。
すると「iPhone4」のキャッシュバック情報が沢山ありました。

私は携帯電話に興味がなかったので、携帯電話業界の流通には無知でした。
いろいろと調べてみると、携帯電話の販売ルートはメジャーな家電量販店以外にキャッシュバックを売りにしている携帯ショップがある事を知りました。
携帯電話に詳しい人なら常識なのでしょうが、私には新しい発見でした。
それらの携帯ショップはほとんどが小さいお店で、私の感覚からすると「胡散臭い」感じがしたのが正直なところでした。
しかし、キャッシュバックをしている携帯ショップは、バッタ屋ではなくSoftBankの認定店です。また、Yahoo!オークションで問題になっているような「お金を支払ったのに品物が送られて来なかった」等のトラブルはなく問題なく購入出来ているようです。
一抹の不安がありながらも、キャッシュバックをしている携帯ショップから購入すれば、かなり安く入手出来る程度は理解出来ました。
それでも、そんな高額なキャッシュバックして儲かるの?との疑問はあります。
そもそも、そのキャッシュバックの原資がどこから出るのか、私にはまだよくわからないのが正直な所です。

「iPod touch」は本体購入以外は費用がかからないのに対して「iPhone」は月々の料金が発生します。電話機能を使わない私にとって電話の基本料金が毎月発生するのは「無駄」以外の何物でもありません。
本体価格の他に、この点もクリアー出来ないと「iPhone」購入にまで至りません。

「SoftBank」では、「iPhone」の料金体系として2種類の選択肢があります。
パケット定額の「パケットし放題フラット」とパケット料金従量制の「標準プライスプラン」です。
「iPhone」等のスマートフォンはパケット量がすぐに上限になるので通常は使い放題の「パケットし放題フラット」にします。
しかし、いろいろ調べた結果私には「標準プライスプラン」にした方がメリットがあるとの結論に達しました。
何故なら私は、「iPhone」でも「Pocket WiFI」を使い、3Gを使わない予定だからです。
今まで「iPod touch」で42Mbpsの高速なWiFi環境の私が、WiFiに比べ回線速度が明らかに遅い3G回線で満足出来ないのは明らかだからです。
「標準プライスプラン」では、3G回線と通話を全く使わなければ月額料金を980円に抑える事が出来ます。その上、「のりかえ割」を適用すると10ヶ月間0円で運用出来ます。
来年の夏以降に発売されるであろう「iPod touch 5th」あるいは「iPhone5」に乗り換えた際に「iPhone4S」を塩漬けにしても月額負担は980円で済みます。
このように情報を入手してみると「iPhone 4」本体価格と月額料金を含めても「iPod touch」新規購入と遜色の無い金額で購入出来そうな事が分かって来ました。
これにより私は、「iPhone 4」の購入に気持ちが一気に傾いて行きました。

ここでひとつ問題があります。
格安価格はMNPが条件になる事です。新規購入だとこの魅力的な価格にはなりません。
MNPとは別のキャリアに電話番号をそのままで乗り換えることです。今回の場合、au、docomoからSoftBankに乗り換える事です。
私は携帯電話を持っていないので、通常ならばMNPで「iPhone」を購入する事は出来ません。

auのプリペイド携帯「PT002」

しかし、どこでも抜け道があるものです。
Googleで情報を仕入れたら「プリペイド携帯」で契約してMNPにする手段が紹介されていました。これは、不正ではなく正当な購入手続きです。
「プリペイド携帯」なら2年縛りが発生しないため高額な解約料金もかかりません。格安で簡単にMNPが出来ます。
現在、プリペイド携帯を販売しているのはauとSoftBankの2つのキャリアしかありません。
今回は、SoftBankにMNPするので選択はauしかありません。
auのプリペイド携帯は「PT001」1機種だけ。
本体価格 5,250円
プリペイドカード 3,000円
合計8,250円の負担となります。

ここまで情報を入手しましたが、携帯電話の知識が未知だったので、これで間違いないのか確信が持てず躊躇していました。
この時点で、決断しなかったのが失敗でした...。
時間が経過し「iPhone 4S」が発売されました。
すると、SoftBankは突然「iPhone 4」の価格改定を行いました。
「iPhone 4」の本体価格を半額にする代わりに、月々の最低支払金額が980円から2,324円になってしまいました(月月割の対象外になったため)。
これにより、「iPhone 4」のランニングコストが当初予定から大幅にアップしてしまいました。これではメリットがないので、「iPhone 4」の購入を残念ながら断念しました。

しかし、少々未練があった私は、その後も状況の変化がないかの情報をWebサイトや「twitter」で追っかけていました。
暫くすると、「iPhone4」ではなく「iPhone4S」の安売り情報がアップされるようになりました。
発表時には期待外れと言われた「iPhone 4S」ですが、実際に発売されると「iPhone 4」を抜く勢いで売れているようでした。
家電量販店では、1ヶ月経っても品不足の状態です。
そのような状態でも、SoftBankの携帯ショップでは、既にキャッシュバックが始まっていました。
携帯電話業界に詳しくない私から見ると品不足の商品なのに何故、キャッシュバックと言う割り引きをしてまで売るの? と思いました。
「品不足なのだから定価でも売れるだろう」と思うのは携帯電話業界では間違いのようです。
まぁ、購入希望者からすれば嬉しい事ですが...。まったく、携帯電話業界は不思議な業界です。

ここで再度検討する状況となりました。
「iPhone4」の本体価格は0円近くになって来ましたが、SoftBankの月額料金の改訂で最低でも毎月2,324円かかります。
1年使用で考えると、27,888円のランニングコストとなります。
11月に登場した「iPhone4S」のキャッシュバックは既に20,000〜25,000円が相場でした。推移を見ていると12月になると30,000円のキャッシュバックは確実の情勢でした。
仮に、キャッシュバックが30,000円だと実質本体負担額は27,600円となります。MNPで「のりかえ割」を適用すると10ヶ月0円になるので年間のコストは「iPhone4」と同じとなる事に気が付きました。
1年間のトータルのコストが同じなら「iPhone4」よりも「iPhone4S」の方が魅力的です。
ここで、購入目標機種を「iPhone4」から「iPhone4S」に変更しました。
今回は、機会を逃さないように早速auの「プリペイド携帯」の契約をし、「iPhone4S」購入のタイミングを見計らいました。

ケースは勿論
POWER SUPPORT

12月になりキャッシュバックを行なっているSoftBankの携帯ショップのキャッシュバック料金をWebサイトと「twitter」で随時チェックしました。 30,000円のキャッシュバックなら購入を決意していました。
すると、12月に入り暫くすると「メディカモバイル」@medicamobile)と言うSoftBankの携帯ショップが35,000円のキャッシュバックを打ち出しました。
13日になったら私が希望していた「iPhone 4S 32GB Black」が対象商品となりました。
希望していた30,000円のキャッシュバックをクリアーしていたのと、来週以降になると年内に手元に届かない可能性もあったので購入を決定し当日に契約をしました。
この時期に購入するのなら年末年始休みには手元に持っていたいですから。
本体は直接手渡しではなく数日後に宅急便で送るシステムでした。
無事に契約が終わり晴れて「iPhone 4S」ユーザーとなりました。

再度、今回「iPhone 4S」購入にかかった料金の詳細を示します。
キャッシュバック: 35,000円
プリペイド携帯本体価格; 5,250円
MNP料金(au転出手数料): 2,100円
MNP料金(SoftBank新規事務手数料): 2,850円
iPhone4S 32G本体価格(57,600円)から上記料金を加算して実質本体価格を計算すると、
57,600円+5,250円+2,100円+2,850円-35,000円=32,800円
です。
1年間の月額支払料金は、
0円×10ヵ月+980円×2ヵ月=1,960円
なので、1年間のコストは、34,760円となります。
ほぼ、「iPod touch」本体価格と同等の料金で「iPhone 4S」を購入出来たと理解しています。

次回は、設定編をレポートします。