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最後となるか「MNP携帯乞食」!

昨年8月に「MNP携帯乞食」を記事にしました。

MNPでブラックリストにならないためには最低3ヶ月、できたら半年回線を保持する事と言われています。
このため私は、3ヶ月の間隔で細々と「MNP携帯乞食」を行っていました(具体的には、昨年12月と今年3月)。

しかし、「MNP携帯乞食」界隈が今年4月以降急変
各キャリアのキャッシュバックの条件が大幅に厳しくなりました。
それは何故でしょう?
私が「MNP携帯乞食」に参戦したこの1年の経過を振り返ってみます。

この1年の「MNP携帯乞食」界隈の経過

今までの「MNP携帯乞食」は複雑で頻繁に変るキャリアの料金体系を調べ、違反しない抜け道を見つけるため、かなり難易度の高い行為でした。
仮に、間違った契約をすると大きな赤字を作ってしまいます。
このため、「MNP携帯乞食」に興味を持っていても実際に行うのはキャリアの契約内容を理解したごく一部のマニアに留まっていました

これが変化したのは、「iPhone 5s」市場に「docomo」が参入してからです。
日本のスマートフォン市場でもっとも人気がある「iPhone」。その「iPhone」を3キャリアが販売する事になりました。
機種が同じなら差別化はキャッシュバックしかないとの方針で3キャリアは発売後からキャッシュバックを積極的に積んで来ました。
本来なら、通話やLTE回線の品質で勝負しなくてはならないのに、お金をどれだけ積めるかの考えしか出来ない時点でキャリアの経営者はまともではありません。

「iPhone 5」以前は本体一括0円になるのは発売して半年以上過ぎてからでした。私が「iPhone 5」を購入したのは半年後でしたが、本体一括0円ではありませんでした。
しかし、競争が過熱した「iPhone 5s」は年明け2月には本体一括0円が登場。後は、キャッシュバックの上積み合戦です。

また、今までの「MNP携帯乞食」は、キャッシュバックと3ヶ月(あるいは半年)の「寝かせ回線」の経費を計算すると僅かにプラスになる程度でした。
これが「iPhone 5s」では、高額なキャッシュバックと「iPhone 5s」本体の買取が45,000~50,000円と高額。つまり、「iPhone 5s」で「MNP携帯乞食」すれば確実にプラスになります。
これに、今まで「MNP携帯乞食」に興味がなかった一般ユーザーが注目しないわけがありません。今までのように、細かい事を考えないでも儲かるのですから初心者が流入するのは当然です。
2月以降の週末は量販店の携帯売り場や携帯ショップが行列が出来る程の賑わい。

こんな本まで発行された

これに、メディアが注目。テレビなどは例のごとくヤラセを使いながらセンセーショナルに報道し煽りました。
ただでさえ「MNP携帯乞食」が増えショップが手一杯だった所へ、メディアに躍らされたにわかが大幅にショップ殺到。 今まではショップと「MNP携帯乞食」はお互いルールをわきまえ行っていたのでトラブルもほとんどありませんでした。そこに、MNPの知識もない初心者が殺到したのでショップは人数消化と初心者対応でパニック状態になりました。

これに、危機感を募らせたのが「docomo」
このままキャッシュバックが膨らんだら経営が成り立たなくなる(母数が多いですからね)と、総務省に泣き付きました
総務省は、即座に反応(まぁ、NTTと総務省ですから出来レースの匂いがします)。
総務省は、3キャリアにキャッシュバックの是正を強く申し付けました(メディアに知れたので表面上は否定の姿勢に)。
電波を管理している総務省に逆らう事は出来ないので3キャリアは4月以降、キャッシュバックを絞り込みました。

これ、私の憶測ですよ(^^;)
でも、不思議とこの考え方をすると流れがハッキリ見えてくるのです。
何故なら、「au」は高額になったキャッシュバックに対してまったく問題視していませんでした。田中社長自身が「適切なキャッシュバック」「わりと気持ちいい」と言って結果が出ていると言っていた事からもわかります。
その「au」がキャッシュバックを絞ったと言う事は「KDDI/au」が当初の戦略を覆さなければいけない所から指示が来た以外に考えられません。
それは、電波事業を司っている総務省以外ありません

以上のような経緯で、4月以降はキャッシュバックが絞り込まれ、キャッシュバックでメインだった「iPhone 5s」の本体一括0円が消滅!
一挙に「MNP携帯乞食」冬の時代となりました。

更にそこへ追い討ちをかけたのが「docomo」が先行し「SoftBank」、「au」が追随した「音声定額」による値上げです。
今まで各キャリアの音声基本料金は980円(消費税5%)でした。これが新プランでは3倍の2,916円(消費税8%)に。
また、パケット料金が2GB、5GB、10GBと選択出来るようになったのですが、今までと同じ7GBで計算するとこれも値上げとなります。

今後の「MNP携帯乞食」

このように、音声、データ共に値上げ。必須項目が増えたため「MNP携帯乞食」必須の「寝かせ回線」にした場合、どのキャリアを利用しても月額料金が大幅アップするようになりました。

では、新プランでどれだけ月額料金がアップするのか試算してみます。
ただし、今回試算するのは「docomo」と「au」だけです。
私の中で「SoftBank」はもうMNP対象にしたくないキャリアなので無視します。
何故なら、「SoftBank」は自社に有利なように契約内容をコロコロ変えます。その告知もWebサイトの隅にコッソリと。変更頻度が高いためか周知が徹底していないためか電話サポートでも対応できず誤った返答をします。
このため、他2キャリアと比べユーザーとの契約トラブルが多いのが「SoftBank」です。
つまり、「SoftBank」での「MNP携帯乞食」はリスクがあり過ぎます。

所詮、MNPは短期間(最低3ヶ月)では2回線しか契約出来ないのですから、
au→docomo
docomo→au
の間で回しても手詰まりになりません。
これ故、新プランは「docomo」「au」だけで試算します。

「au」の新プラン「カケホとデジラ」

「au」は旧プランではパケット料金を含め音声料金以外をすべて外せたので月額最低料金が980円(消費税5%)で済んでいました。しかし、新プラン「カケホとデジラ」では音声もパケットも外せなくなりました
この結果、「iPhone 5s」の毎月割とスマートバリュー適用でも、

電話カケ放題 2,916円
データ定額2(2GB) 3,780円
LTEネット 324円
毎月割(iPhone 5s 16GBの機種変更) -2,340円
スマートバリュー -934円
合計 3,746円

となり4倍近い大幅にアップになります。

ただし、「au」は旧プランの終了がアナウンスされていません
このため、9月以降新プランで契約しても旧プランに契約変更し1,008円(消費税8%)にする事が可能です。
8月に旧プランが終了する「docomo」「SoftBank」と異なり、この点が「au」のメリットです。

「カケホーダイ&パケあえる」

「au」よりも影響が大きいのが「docomo」です。
「docomo」の旧プランでは、音声回線、データ回線すべて外せば月額料金がユニバーサル料金の3円で済んでいました。
「寝かせ回線」必須の「MNP携帯乞食」には嬉しいキャリアでした。

それが「docomo」の新プラン「カケホーダイ&パケあえる」では音声料金が外せなくなったので3円回線が不可能になりました。
「docomo」での最低月額料金は、

カケホーダイ 2,916円
合計 2,916円

となります。

今までなら、音声回線が無理ならデータプランに移行すれば3円回線が作れました。
しかし、9月以降はデータ回線でも3円回線が出来なくなりました。データプランに移行しても1,296円かかります。
新プランで最低月額料金を実現するには子回線に「シェアオプション」を活用すると実現する可能性があるそうです。
例えば、子回線として(データ)プランを契約して、パケットプランとして「シェアオプション」を契約します。
「iPhone 5s」で試算すると、

データプラン 1,296円
シェアオプション 540円
月々サポート(iPhone 5s 16GBの機種変更) -2,592円
合計 -756円

となります。
子回線で余った756円を親回線に回す事で月額料金を下げるとの事です。

単独では不可能ですが、現状ではこの方法が最善のようです。
しかし、この方法は月々サポートに依存するので「月々サポート」が低いスマホでは上記の計算のようには下がらない問題が残ります。

このように、各キャリアの新プランでは「寝かせ回線」が大幅な値上げに。また、キャッシュバックが少なくなった現在、手間暇かけても今までのような大幅な儲けは無理で赤字にしないのがやっとと言った感じです。
このため、この機会に「MNP携帯乞食」から足を洗った方が無難との声も多く聞きます。

同感です。
私の中でも「MNP携帯乞食」は終演かな、と思っています。
今後は「iPhone」(私の場合はSIMフリー版)が欲しくなったら、今までの「MNP携帯乞食」の知識を活かしてMNPで購入資金を得て購入する程度にするつもりです。

「iPhone 6」、「iPad Air」SIMフリー版のためのMNP

「iPhone」と「iPad Air」が9月以降に出るのは確実です。
新しい「iPhone」と「iPad Air」が、私に買い替えさせる欲求を持たせる機種かはまだわかりません。
しかし、その軍資金入手のため「MNP携帯乞食」を8月末に予定しています。
これが最後になるかも知れない「MNP携帯乞食」です。

8月末に「au」から「docomo」に2回線MNP。端末は8月30日のショップの情報を見て決定です。「iPhone 5s」が出れば儲け物。ただし、可能性は低いので前日、当日のショップの「twitter」を注視します。
一方、「au」へのMNPは9月でも大丈夫なので良い条件の案件が出るまで様子を見ます。
9月の「iPhone 6」、「iPad Air」発表の前に「iPhone 5s」で本体一括0円+キャッシュバック案件が出る事を期待しています。

さて、結果はどうなるやら。請うご期待(^^;)