「050 plus」のサービス終了を見据えて代替えサービスを探してきました。
その後、「iOS 18」から「ライブ留守番電話」機能が搭載されたので無料の留守電機能を提供していないサービスを含め代替えを検討。その結果、「日本通信」の「月70分無料通話」が最有力候補になったと感じているところです。
今回は、その経緯を含め記します。
これまでの経緯
IP電話の今後
2023年7月に「050 plus」からリリースされた「新規受付終了」を受けての記事をアップしました。
その中で「050 plus」の代替えといて「SMARTalk」を紹介。ところが、その時すでに「SMARTalk」はサービス終了のリリース(2025年2月)を出していたのです。
私はそれに気付かず紹介してしまったわけです。恥ずかしい(^.^;)
リリースによると「SMARTalk」は2025年2月のサービス終了です。
このように、IP電話業界は縮小の流れに入ったことは間違いなく、今後好転する兆しないと認めざるを得ません。
「ライブ留守番電話」機能による変化
その後、2024年9月リリースの「iOS 18.0」から「ライブ留守番電話」機能が搭載されました。
「ライブ留守番電話」というのは、「iPhone」単独で留守番電話が可能になる機能です。
これにより、いままで留守電機能が提供されていなかったり、または有料だったりしたサービスも「050 Plus」の代替えの選択肢に入りました。
ただし、この「ライブ留守番電話」機能はMNO、MVNO側の対応の可否により利用できない場合があるらしいです。
4キャリアは対応していますがが、MVNOは対応しているか不明。そこで、現在回線契約がある「UQ mobile」、「povo2.0」、「日本通信」について対応の不可を調べ「『iOS18』で使用可能になった『ライブ留守番電話』」で記事にしました。
「5分(10分)かけ放題」
IP電話は将来的に不安があり、「ライブ留守番電話」機能搭載により通常通話(「VoLTE」)のサービス範囲で探すことにしました。
多くの通話定額は、MNOでもMVNOでも1,500円以上と高額。これでは、検討するまでもありません。
一方で、多くのMNO、MVNOで、あまり通話をしないユーザーのために「5分(10分)かけ放題(月額料金500円前後)」というサービスも提供しています。
料金的には検討する価値はあります。
しかし、私の通話履歴を見たら5分以上通話しているケースが多かったのです。
これは、「帰るコール」のような短時間で終わる通話ではなく、お店やメーカーへの問い合わせなど時間のかかる通話が多いのが理由です。
また、多くの通話定額は超過すると通常の通話料金22円/30秒と(「050 plus」に比べれば)高額の通話料が発生します。
このようなことから「5分(10分)かけ放題」は私の通話環境には適さないことがわかりました。
「UQ mobile」の「通話放題」
「UQ mobile」では通常1,980円(税込)の通話定額が、60歳以上は永年1,100円割引の880円(税込)になる「通話放題」というサービスを提供しています。
1,980円が44%の880円になる、というのは魅力的です。一瞬心が動きました。
でも、半額以下の割引といっても「050 plus」の通常月の利用料金(基本料金330円+通話料金)に比べれば倍以上の料金アップになります。
通話をあまりしない私にとって価格的に魅力にはならないと気付き思い留まりました。
「日本通信」の「通話定額」に魅力
そのように紆余曲折していたところ、たどり着いたのが、「日本通信」の「通話定額オプション」の「月70分無料通話」です。
「日本通信」の通話定額のオプションには「通話5分かけ放題」の他に「月70分無料通話」がありました。
これは、サービス名のままで月間70分までの通話料金が無料になるサービスです。通話時間で判断するので「050 plus」のように固定電話とケータイの区別はありません。
70分の長電話でもそれが月1回だけなら無料。5分で済めば月14回まで無料で通話できます。
通常は月に数回しか利用しない「050 plus」ですが、ここ数ヶ月は私用により通話回数が多くなっています。それでも、「050 plus」の通話履歴を確認したところ、月60分にもなっていません。
この通話履歴からも「月70分無料通話」は私の使い方で超過することはないでしょう。
また、「日本通信」は70分を超過しても通話料金が11円/30秒とキャリアなどの通話料金の半額です。万が一、通話が月70分を超過しても料金の負担は少なくユーザーに優しい料金設定になっているのも嬉しい点です。
フレキシブルで使い勝手は良さそうな「月70分無料通話」。しかし、その最大の魅力は月額料金が390円〔税込)というところです。
390円は、「050 plus」の基本料金330円より少しのアップです。しかも、「050 plus」では通話料金が発生することを考えると決して高くはないし、トータルではむしろ安い月の方が多くなるかもしれません。
事実、通話が多いここ数ヶ月の「050 plus」の請求料金を見ると500円超で推移していますので、「月70分無料通話」に価格メリットがあるのは明らかです。
私はすでに「日本通信」をサブ回線として契約しているので追加料金は通話定額の390円のみなので価格メリットは大きいです。
しかし、「月70分無料通話」のために「日本通信」を契約すると「合理的シンプル290プラン」の290円と「月70分無料通話」の390円で680円になり、「050 plus」に比べ価格メリットはなくなるので、その場合は他のサービスも検討した方が良いかもしれ。
まとめ
このように、私の通話環境を考えると「月70分無料通話」は「050 plus」の代替えとして最有力候補との考えになりました。
そこで、「日本通信」の「月70分無料通話」を実際に契約し使い勝手や料金の変化を確認することにしました。
「月70分無料通話」に契約期間の縛りはないので、実使用し期待に達してなかったら即解約。その時も、390円の損失なので金銭的負担は最小で済みます。
一方、「050 plus」の代替えに十分なりえると判断できたらそのまま契約を継続です。
ただし、「050 plus」を連絡先にしている友人やサービスがあるので、即「050 plus」を解約することはできません。
「050 plus」と「月70分無料通話」をしばらく併用し、徐々に「月70分無料通話」にシフトするよう運用することになります。
近い将来、「月70分無料通話」を正式採用との報告ができることを願っています。