2004年2月15日にMac本体内部の
12cmファンを交換しました。
交換したのはADDA社製の12mmファン(CFX-120S)でした。
この時、オリジナルの12cmファンの仕様が不明と記載しましたが、よく調べて見たら仕様を掲載している
Webサイト
がありました。それによると仕様は下記の通りです。
メーカー名: Delta Electronics
型番: WFC1212B
定格入力: DC 12 V, 0,44 A
サイズ: 120x120x25
風量: 147 m3/h
回転数: 2470 rpm
ノイズレベル: 37.6 dB
風量が1時間単位になっていますので通常の1分表示にすると2.45m3/minとなります。これをCFM単位に変換すると(1(m3/min)=35.31(CFM)により)86.5cfmとなります。
現在使用しているCFX-120Sの仕様は下記の通りです。
回転数:1500rpm
風量:56.3CFM
ノイズレベル:24.7dB
定格入力:DC12V 0.13A
これでわかるように、風量がオリジナルの65%しかありません。
CPUを400Mhzから1.4GHzにして風量がダウンしていることになります。今まで、トラブルがなかったのが不思議なくらいです。
現実が分かると急に心配になってきました。
CPUカード用の5cmファンと異なり、12cmファンではオリジナルと同様の仕様は市販品でありました。
今回購入したのは、ライトアップのRCF12025M(税込みで1,480円)です。
スペックは下記の通り。
サイズ: 120×120×25mm
回転数: 2200rpm±10%
ノイズレベル: 39dB以下
最大風量: 84.76CFM
定格入力: 12V 0.33A
ほぼ、オリジナルと同様の仕様となっています。
早速交換しました。ノイズレベルが24.7dBから37.6dBとなっていますので、確かにファンの音が聞こえるようになりましたが高域成分ではないのでそれ程気になる音でもありません。許容範囲でしょう(オリジナルもこのくらいしましたから)。
上記のファンの交換やHDの載せ替えをMac本体のカバーを何回も開けたり閉めたりしていた所、ある日突然にキーボードからの起動が利かなくなりました。
今のMacユーザーは別にキーボードからの起動機能がなくても疑問に思わないかもしれませんが、古くからのMacユーザーは「キーボードから起動できてこそMac」との意識があります。
キーボードの接続をADBからUSBに変更後しばらくしてからAppleはキーボードのパワーキーからの起動機能をなくしました。私の自宅のPowerMac G4(AGPグラフィックス)はその機能が付いている最後に近い機種となります。
また、私は昔のADBのApple拡張キーボードがお気に入りなので「iMate」(ADB→USB変換器)を途中に入れて使用しています。
過去にも接続不良で起動しなかったことがあったので接続をチェックしましたが、問題ありません。Mac本体で起動した後には通常通りにキーボードは使用できます。起動後にパワーキーを押すと終了のダイヤログが出ますので、パワーキーの不良でもありません。
そうなると、「iMate」が怪しくなります。会社でも「iMate」を使用しているので会社のとチェンジしてみましたら、無事にキーボードから起動しました。
会社のMacはキーボード起動機能がない機種(G4/1.2GHz)なので、起動後に使用できれば問題ありませんので、会社の「iMate」と自宅の「iMate」を入れ替えました。
2004年11月13日に交換した秋葉館オリジナルの
CPUカード「AKB-MCG4-14」
に付いているファンが不調になってきました。
起動時に異常音を発するようになってきたのです。起動後には異常音は発生せず、通常通りに回転しています。しかし、症状が改善することはありませんので、早めに交換した方がベストなのは明らかです。
この5cmファンは、2004年11月13日の記事でも記載したように「SUNON」の「KD1205PFB1」という機種です。この仕様はメーカーのWebサイトから確認した所、下記の通りでした。
定格入力: DC12V 1.6W
ファンサイズ: 50 x 50x 10(mm)
回転数: 6500 rpm
風量: 12.5 CFM
ノイズレベル: 36.0 dB
パソコン・ショップのDOS/Vパーツ売り場に行った所、5cmファンの市販品で回転数が6,500RPMで風量が12.5CFMはありませんでした。
それでも、アキバのパーツ屋さんに行けばあるだろうと簡単に考えていたら、そこでもありませんでした。
つまり、日本の通常の流通ルートでは「KD1205PFB1」の仕様と同様の製品はないのです。唯一近い仕様だったのが「山洋電気」の
「SAN ACE 109P0512A702」
でした。
しかし、サイズが52×52×15(mm)です。
厚さは大丈夫だと思いますが、上下、左右のサイズが2mm大きいのです。
G4 AGPグラフィックスはカバーを閉める時にファンの右上位置がギリギリになっています。ここが1mmでも大きいと引っかかる恐れがあります。
簡単に考えていましたが、入手困難が現実となりました。
オリジナルの「SUNON」の「KD1205PFB1」をWebサイトで検索してみると、米国ではECサイトで一般ユーザーが購入できることになっています。しかし、日本では同様に一般ユーザーが1個から購入できるWebサイトはありませんでした。
【続く】