「iPad Air 5」購入を期に「お絵描き」に取り込んでいる経緯やその経過は、その都度ここにアップしています。
そこで、今回は「お絵描き(以降「デジタル描画」)」しやすい道具として「iPad Air 5」用スタンドを購入しました。
購入したのは「BoYata」のノートPCスタンドとして販売されている「BO-N21」です。

スタンド購入の理由

「BO-N21」は、ノートPCを使っていると猫背になりがちになるのを改善し、長時間の作業でも身体に余分な負荷をかけないよう高さ、角度を調節できるモノです。
ノートPCを使っている人を見ると、前屈みになり姿勢が悪い状態で使ってるのをよく見ます。
それを改善するためのスタンドが「BO-N21」。
私はデスクトップ派なので、本来ならこのようなスタンドは必要ありません。
しかし、今回「iPad Air 5」で「デジタル描画」をすることになり、ノートPC以上に姿勢の改善が必要となったので購入しました。
ノートPCはまだ液晶面に角度を付けられます。しかし、タブレットは1枚の板。そのままでは机と平行に置き絵を描くことになります。ノートPより姿勢が悪くなるのは明白です。
アナログ描画でも、油彩などはキャンバスに架けて描きますし、プロの漫画家の多くは画板に傾斜をつけて描いています。実際、傾斜が付いていた方が描きやすいのは事実です。
また、まんがやイラストなどアナログ描画は斜めの角度からも描画できますが、タブレットは斜めからでは画面表示が把握しづらく必然的に上部から覗き込む姿勢が必要となります。
このような経緯から、アナログのイラスト描画の時のような画板を傾斜させた描画環境を希望していました。
「BO-N21」は、「ノートパソコンスタンド」となっていますが、タブレットでもOKです。
ノートPCスタンドには他にもいろいろありましたが、評価も高く、また購入者のレビュー情報も多かったので、安心できる製品と感じ購入しました。
重くて硬い理由
「Amazon」で購入。到着後、即使用しました。
最初に感じたのは「結構重い」です。アルミ合金素材でガッシリと作られているのが、その理由です。
でも、「BO-N21」は持ち運びするものではないので、それがデメリットにはなりません。

高さ調節、角度調節が自由にできるのも「BO-N21」の特徴です。しかし、調節するのは、かなり力が必要です。
「BoYata」のWebサイトの説明ページにその理由の記載があります。
重いノートPCなどを載せても倒れたりせず、タイピングしても振動が発生しないための重さと硬さとのこと
実際に操作するとその理由が本当だと実感しました。
私も過去にこのような傾斜スタンドを使ったことがあります。片手で軽く高さ調整や角度調整ができて扱いやすいと思ったのですが、作業時にチョット力を入れるとその位置が維持できず、調整した高さ、角度が変化していまいました。
結局、作業環境としては必要のない部分に神経を使いイライラし使わなくなった経験があリます。
なので、「BO-N21」の設計思想は正しいと思いました。

また、PCやタブレットと「BO-N21」本体が当たる部分にはゴムが貼ってあるので、PCやタブレットに傷が付くのを防いでいます。
このゴムはすべり止めにもなっているので、安定性にも寄与しています。
「お絵描き」してみた

さて、実際に「iPad Air 5」を「BO-N21」に載せ、「Apple Pencil 2」で描き心地を体験しました。
私の「デジタル描画」の素材は、絵本を想定(判型見開き)しているので「iPad Air 5」は横位置が標準になります。
机に直置きの時は、「iPad Air 5」を覗き込む感じでしたが、「BO-N21」で傾斜を付けることで覗き込まず、姿勢も正しくなります。
ただし、アナログでイラストなどを描いていた時は、傾斜を得る画板にかなり大きなモノを使っていました。
画板が小さいと画板に手が収まらず腕が宙に浮く形になり腕に余計な負荷がかかり疲労が溜まります。用紙よりも大きな画板を使うことで、両手を画板の上に置けるので余分な負荷がかからない楽な姿勢で描画できます。
「iPad Air 5」を「BO-N21」に載せることで傾斜は付きますが、「BO-N21」の横幅は「iPad Air 5」本体より狭いので腕が宙に浮きます。
まだ、試験段階なのでどのくらい疲労が溜まるのか現れませんが、長時間の作業になった場合に腕に疲労が溜まるのではないかとの心配です。
この点は、今後の検証課題になります。