現在私が「macOS」環境でWebサイトを閲覧するには「FireFox」か「Safari」を利用し、広告ブロック「AdBlock」や「AdGrard」を機能拡張に入れています。
このため、ブログやIT系ニュースサイトなどを閲覧するにもほぼ広告ゼロになりストレスなく快適に閲覧できています。
私にとって、長くこの環境が標準なので、世間一般でもこれが標準仕様と思っていました。
ところが、仕事先でWebサイトを閲覧したところ、Webサイトは広告まみれで私の自宅での「macOS」環境が一般的ではないと知りました。
広告ブロックがないWebサイトの世界
仕事先の環境は「Windows11」でブラウザは「Chrome」。
この環境でWebサイトを閲覧したら醜いほど広告が表示されました。
個人ブログやIT系ニュースサイトだけでなく準公共機関ともいうべき「日本気象協会」や各新聞社なども広告まみれです。



テキスト広告がメインだったWebサイトの世界は遠い過去。今主流の広告はそんなおとなしい広告ではありません。
そもそも、テキストだけの広告なんてありません。ほぼすべてが画像付き広告。
それも、昔のバナーのような横長で文字だけの広告はありません。大きなスペースを取りイラストや写真が多用されているのが現状。勝手に再生される動画広告も珍しくありません。
さらに、下部から湧き上がって記事を覆い隠す広告も多くのWebサイトに採用されています(「Google」でお任せ設定にしているとこの広告が標準で表示されるのでしょうか?)。
ページの半分以上は広告という印象のWebサイトも多いです。
如何に目立ってクリックをさせ、広告収入を稼ぐかが勝負。役立つ内容を読者に提供しようという意図は感じません。Webサイトは広告収入を稼ぐための手段といった姿勢が垣間見えます。
結果、記事以上に広告が目立つので記事を読むのに苦労します。
テレビやラジオなどでは番組に対する広告時間は激しく決められています。また、新聞や雑誌は記事スペースと広告スペースは明確に分かれているので記事の邪魔になるような関係性はありません。
それに対して、Webサイトはジャングル状態。どこまでが記事で、どこからが広告の区分が明確ではありません。まぁ、広告をクリックさせるため意図して行っているとの面もありますが…



過去の歴史
当初のインターネット上の世界はスポンサー広告に縛られている既存のマスメディア(テレビ、新聞など)に対してのアンチテーゼでした。
広告でスポンサーに縛られない、自由で民主的な世界をアピールしていました。
インターネットが普及して30年ほど。その理念は忘却の彼方。結局は、批判していたマスメディア以上に広告に縛られた醜い存在となってしまいました。



そもそも、「Google」が検索サービスを提供し始める前、Webサイトはバナー広告で溢れていて記事が読めないと言われていました。
そこに登場した「Google」は、広告をテキスト広告だけにし、広告件数も最低限に規制。これにより、広告に溢れていたWebサイトは見通しが良くなり記事中心の世界が出現。
この当時、「Google」は間違いなく「神」でした。
そんな、バラ色の世界は数年でなくなりました。原因は、「Google」の宗旨替えです。
言うなれば「Google」が、検索サーチの会社から広告代理店になったのです。
広告代理店になったからには広告費を稼ぐために邁進。テキスト広告のみの制限を外し、画像広告を解禁。ページに対する広告件数も徐々に拡大。
一度外れた箍はその後も拡大。画像広告解禁から動画広告を解禁するに時間はかかりませんでした。
気が付けば、「Google」登場前が可愛く思えるほどにWebサイトは広告まみれになりました。
「邪悪になるな!」と言っていた「Google」自身が邪悪になってしまったという洒落にもならない結末になっています。
結局、「Google」が目指していたのは、何なの?



広告ブロックが必須を実感
このように、広告まみれの現在のWebサイトの惨状を見るに、改めて広告ブロックがない状態でのWebサイト閲覧はありえないと感じた次第です。

最近は、広告ブロックを解除しないと閲覧を許可しないWebサイトも現れました。「そんなWebサイトなら見なくて良い!」との思いでスルーしています。
それらのWebサイトは「情報提供するのに経費が掛かっているので…」と理由をつけています。しかし、そのWebサイトは広告ブロック解除に見合う情報を提供しているとは感じられないところがほとんどです。
正直、ブログや「YouTube」で稼ぐために「Google」などの広告に依存するというビジネスモデルは破綻しています。
情報提供に対する対価としての広告表示は理解します。しかし、今のWebサイトにおける広告量はアクセスしてきたユーザーへの情報の妨げにしかなっていません。
現在、本当に記事に自信があるなら「note」などで記事を有料化して勝負して欲しいと思っています。

