「WordPress」のテーマを無料の「cocoon」に乗り換え!

「cocoon」 iPhone

このWebサイト「monk himself」は2025年年初からリニューアルし移行しました。
今回は、リニューアルに至った理由について記します。

リニューアルの動機

このWebサイト「monk himself」は2016年4月に、それまでの手打ちのHTML、CSSから「WordPress」に移行
「WordPress」移行当初の「テーマ」は「ALBATROS」で2021年1月に「THE THOR」に変更しました。

「テーマ」とは、「WordPress」の外観を変更できるツール。テーマは服を着替えるようにWebサイトの印象をがらりと変えることが簡単にのがメリットです。
テーマはPHPやCSSなどで構築されています。
テーマを使わないで外観を変えるには自分自身でPHPやCSSなどを駆使することが必要になります。
初心者には無理です。でも、有料、無料で提供されているテーマを使えばだれでも簡単に着替えるように外観を変えることができます。

現状のブログ運営に大きな不満がないのは、馴れの部分もあるでしょうが、リニューアルには面倒な作業があるので、その経験を再度行いたくないと考えている部分があることも否定できません(^.^;)

一方で、前回リニューアルから4年間経過しているので、そろそろリニューアルを考えても不思議ではありません。
通常のブログのリニューアルのサイクルからすると数年後には実施するのが望ましいといえます。

そこで今回、リニューアル前提ではなく、将来に向けたリニューアルの検討のための環境を構築しスムーズな移行ができるテストをしておくのも無駄ではないと考えました。

 

新たに「WordPress」をサーバーにインストール

新たに「WordPress」をサーバーにインストール

「テーマ」の選定

さて、リニューアル検討のテスト環境のためにはまず「WordPress」のテーマを何にするかを決めるのが第一です。

2016年リニューアルした当時、「WordPress」はお試しで使う程度で本格的に「WordPress」でのWebサイト構築していませんでした。なので「WordPress」はほとんど未経験状態。
このため、わからないことが発生したら、即質問ができる環境が欲しかったので有料テーマにしました。有料テーマは無料テーマに比べサポートがしっかりしていると考えたからです。

しかし今回は、「WordPress」を運用し8年経過し「WordPress」の構造が理解できた面もあり、無料テーマを最初の選択肢にしました。

4年前の「THE THOR」当時、有料テーマの価格帯は1〜1.5万円。今回有料テーマを調べたら1.5〜2万円と価格が大きくアップしていたのも無料テーマにした理由のひとつです。

また、「ALBATROS」、「THE THOR」を使ってわかったのが、有料テーマは機能が抱負なためカスタマイズがしづらいことです。
私のブログはシンプルなデザインにしているため高機能は欲していません。むしろ、細かいデザイン面を変更したいのでカスタマイズのしやすさを重要視しています。
使わない機能があるため、カスタマイズがしづらいのでは私にとって本末転倒です。

「cocoon」を選択した理由

「cocoon」をダウンロード

「cocoon」をダウンロード

そのような考えで、今回選択したのが「cocoon」です。
「cocoon」を選択した理由は、

  • 開発者が日本人なのでテーマの言語が日本語で理解しやすい
  • サポートがしっかりとしている
  • 利用者が多いので情報がたくさんある

の3点です。

開発者が日本人なのでテーマの言語が日本語で理解しやすい

海外の無料テーマでも良いのは多くあります。
しかし、海外のテーマは表示が日本語に対応していないのがほとんどです。
テーマを運用するためには構築する過程で多くの設定が必要となります。
その設定の項目がすべて英語だと日本語表記に比べ大幅な時間を取られます

その点、日本発のテーマなら表記はすべて日本語。
言語による時間のロスはなくなります。

また、2つ目以降にも繋がりますが、サポートを受ける際も日本語でのやり取りなのでストレスがありません

サポートがしっかりとしている

サポートを期待して有料テーマを導入した「THE THOR」でしたが、実際のサポートはユーザーを含めたフォーラムでの対応でした。
開発者との直接のやり取りではないのでスピード感にかけました。
また、回答するのは固定した一部のユーザー。かなり、仲間内での狭いコミュニティーと感じ、積極的に質問をしたくなる雰囲気ではなかったというのが正直な感想でした。

「cocoon」は無料テーマなので有料テーマほどの手厚いサポートは期待していませんでした。「cocoon」もサイト中にフォーラムを設置しQ&A形式で質問へのサポートをしています。
無料なので個別サポートではなくフォーラムでの対応にも納得できます。

「cocoonフォーラム」

「cocoonフォーラム」

しかし、無料にもかかわらず「cocoon」のフォーラムは活発に活動していたのは、少々驚きでした。
「THE THOR」のフォーラムよりもオープンで仲間内感がない分「cocoon」のフォーラムに好感度を持ちました。
また、「cocoon」のフォーラムはユーザーだけでなく開発者のわいひらさんも積極的に参加し、ユーザーからの疑問点を開発にフィードバックしている姿勢も「cocoon」が評価できるポイントだと感じました。

利用者が多いので情報がたくさんある

「THE THOR」は、有料テーマの中の評価ではトップ5ではなく5〜10位くらいの順位となっています。
一方の「cocoon」は無料テーマでほとんどの場面でトップ評価。少なくとも必ずトップ3に入っているような人気なテーマです。

そのような評価の違いもあるのでしょうが、明らかにWebサイト上での情報量は「cocoon」の方が多いです。
内容は、「cocoon」の紹介サイトからトラブル解決まで多種多様。無料だからといって情報不足で設定に迷うことはないです。

「cocoon」のマニュアル

「cocoon」のマニュアル

このような点からも「有料テーマの方がサポートが厚い」という私の考えが必ずしも正解ではなかったと実感しました。

テスト環境を設置

ということで、FTPで「THE THOR」とは別にサブドメインを作り、そこに「cocoon」をインストール。ここをテスト環境として新たに「WordPress」を構築しました。

「WordPress」のテーマ内にインストール

「WordPress」のテーマ内にインストール

その後、「cocoon」をインストールし作業を開始。このテスト環境での「cocoon」の構築・設定が予想外にスムーズに進みました
面倒くさいと尻込みしていたのが間違いだった感じすらします。

理由は、

  • 「WordPress」に馴れたこと
  • 「cocoon」の情報が多かったこと

の2点と結論付けました。

「WordPress」に馴れたこと

すでに2回テーマの構築を行った経験が活きているのは確かでしょう。

初回は「WordPress」がほぼ初めての状態。
ひとつのカスタマイズするにもどこが該当するのか手探りの状態でした。

しかし、2回も経験すると「WordPress」の構成が理解でき該当のカスタマイズをするにはどこを修正すればよいかを判断できるようになっていたことが大きいです。

「cocoon」の情報が多かったこと

「cocoon」がシンプルでカスタマイズしやすかったこともひとつですが、同時に「cocoon」のカスタマイズやトラブルシューティングの情報がWebサイトに多くアップされていたことも大きな要因です。

カスタマイズの方法がわからなくても検索すれば該当する情報がピンポイントでヒット。このお陰で、過去のテーマに比べ大幅にカスタマイズの時間が短縮されました。

「cocoon」を本採用しオープンへ

投稿データがないと「cocoon」のテスト環境ができません。
そのために今までの「monk himself」のデータをインポートしました。

「ダッシュボード」から設定。その後、自分の希望のレイアウトになるかカスタマイズを繰り返し検証しました。
今までは、このカスタマイズに手こずり時間を取られました。
しかし今回は、構築とカスタマイズが順調に進み、2週間ほどでほぼ希望に沿ったように構築されるという予想外の展開でした。

ここで、方向転換です!
当初は、将来への検証として作業をしていたのですが仕上がってみると、このままオープンできるレベルの完成度でした。
そこで、急遽予定を変更しテスト環境で構築した「cocoon」でリニューアルオープンすることにしたのです。

リニューアルといっても、デザインの方向性は大きく変えていません。
今までのデザインが馴染みがあるのとブログとしての定番デザインなので、無理して代える必然性もないと判断しました。
ゆえに、基本カラーも同じブルー系。トップページ上部に同じ画像を採用。新着記事も縦1列に並ぶレイアウトです。

少々代えたのはカテゴリーでしょうか。
「Football」、「Travel」が諸般の都合で少なくなったので「Other」のサブカテゴリーとしてまとめました。
また、私の「iPhone」環境が脱獄から入獄に移行したことで、今後脱獄関連の記事も少なくなることから「Jaikbreak」も「iPhone」のサブカテゴリーにまとめました。

過去記事の問題

テスト環境で構築した「cocoon」を方向転換し正式オープンすることになったことで解決しなければならない問題がありました。
それが、今まで「WordPress」で蓄積した2016年から2024年までの8年間の記事をどうするか、です。

8年間分の記事があることで、ブログの表示や「ダッシュボード」での記事執筆で遅さでストレスを感じていました。
過去のデータを残したまま今後もデータを追加すれば、より一層の遅さが発生するのは確実です。

また、テーマを変えると以前のテーマ独自の機能は新しいテーマでは機能しなくなります。
記事そのものは読めますが、所々でデザインの崩れが発生します。
事実、4年前にテーマを「THE THOR」に変更したことにより「ALBATROS」で使っていた独自機能が機能しなくなり記事の中にゴミのように残っています。
今回、「THE THOR」から「cocoon」に変更したら同様の症状が発生します。

以上を考慮し、2025年からは新しい「WordPress」上に「cocoon」のテーマで運用することにしました。
記事なしのまっさらな状態から運用するので軽い動作が期待されます。
なお、今までの「WordPress」8年間の記事は、過去記事としてリンクで飛べるようにしました。

「Google AdSense」などによる広告収益化の観点からは過去の記事は継続した方が良いのでしょうが、私は数年前から広告の収益化は放棄したので関係ありません。
私も過去には広告収益を上げるためいろいろと情報を得てトライをしていました。

しかし、広告収益化を目指すなら避けて通れない「Google」が一般ブロガーへの度重なる改悪施策に着いていけなくなりました。
現在、広告収益化を目指すなら記事の中に広告を入れるのではなく、広告の中に記事が挟まっている状況でないと難しいのが現実。
また、かなり以前からWebサイトでのあまりに常識を逸脱した膨大な広告に私自身読者として嫌気がさしてます。
自分自身が嫌気をさしているのに自分のブログでそれを行っているのは、明らかに矛盾しています。
それゆえ、自分自身のブログでは広告を排除することにしました。

まとめ

以上のように、今回は「WordPress」も新しくしたので前回「THE THOR」のリニューアルよりも作業は増えたので時間がかかるはずでした。
しかし、すでに記したように「cocoon」の設定、カスタマイズが予想以上にスムーズだったので、過去イチ短時間で実稼働となりました。

記事の内容は今までと変わりませんが、データがイチから始まるので新たな気持ちで執筆をしていきたいと思います。

なお、今後のブログ運営の励みにもなりますので、今回のリニューアルへの感想をいただけると嬉しいです。

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