AIブラウザ「Dia」で最新「ChatGPT4.1」を無料で使う!

AIブラウザ「Dia」 Mac

「YouTube」で偶然知ったAIブラウザ「Dia」。インストールして使ってみたところ、予想以上に好印象でした。
そこで、今回はこのAIブラウザ「Dia」について記します。

「生成AI」の登場

最初に、AIブラウザの元になった「生成AI」の流れを見てみましょう。

2022年11月、「OpenAI」が「ChatGPT」をリリースしました。
「ChatGPT」以前から「生成AI」は将来有望で、他社との差別化に有効な技術とされ、各IT企業がそれぞれ開発を進めていました。
しかし、実用化にはまだ時間がかかると思われていた当時、「ChatGPT」が突然表舞台に登場しました。
その「ChatGPT」は、想像以上に高い完成度で業界に衝撃を与えました。
その衝撃的な登場は一般ユーザーにも大きなインパクトを与え、その後「生成AI」がPC業界のトレンドとなったことからも、その影響の大きさがうかがえます。

「ChatGPT」の登場に促され「Google」など他のIT企業も矢継ぎ早に「大規模言語モデル(LLM)」の開発計画を発表しました。
ここから現在まで続く「LLM」の開発競争が始まったのです。

「AIブラウザ」とは?

そんな中、2025年6月、別の角度から「生成AI」に参入したのが「The Browser Company」の「Dia」です。
「Dia」がこれまでの「生成AI」と異なっているのは、「生成AI」機能をブラウザと一体化した点です。

これまでも一部でAIブラウザと謳っていたものはありました。
しかし、「Dia」を体感すると、これまでのAIブラウザがいかに中途半端で付け焼き刃的なものだったかがわかります。

そもそも、「生成AI」は単独のソフトウェア(アプリ)です。
しかし、「生成AI」に質問するデータや検索Webサイトは別のところにあります。
そのため、その都度コピー&ペーストやドラッグ&ドロップで「生成AI」に渡す必要がありました。
「AIブラウザ」を知るまでは、「生成AI」を使うために必要な作業と考え、疑問は持ちませんでした。

しかし、「AIブラウザ」を知ると、それらが実は不要な作業だったことに気づきました。
「AIブラウザ」を使い始めたら、もう単独の「生成AI」に戻ることはできないほどの利便性を感じます。

「Dia」のインストールまでの手順

さて、「Dia」を即インストールして使い始めたいところですが、「Dia」は現在β版です。
また、招待制ということもあり、使い始めるまでには少々手間がかかります。

招待コードを取得するには、「Dia」の開発元である「The Browser Company」にメールで申請する必要があります。
その招待コードをなるべく早く取得する方法としてWebサイトなどで紹介されているのが、「Arc」にユーザー登録する方法です。

「Arc」は「The Browser Company」が独自開発しリリースしていたブラウザです。
今回「The Browser Company」は、その「Arc」の開発を中止し、「AIブラウザ」の開発に全振りします。「The Browser Company」の本気度がうかがえる経営判断です。

「The Browser Company」は、「Dia」の招待コードを「Arc」ユーザーに優先的に提供すると明言しています。
そこで、「Dia」の招待コードをいち早く入手するために「Arc」のユーザー登録をするのです。
回り道のように見えますが、実際はこれが招待コードを得る最短の道です。

「Arc」でユーザー登録をする

「Arc」でユーザー登録をする

その招待コードを取得する手順は下記の通りです。
「Arc」をダウンロードし、最初に起動したときに表示されるユーザー登録画面でメールアドレスとパスワードを入力します。
登録が完了すると「The Browser Company」から登録完了のメールが届きます。

「Arc」のユーザー登録が完了したら、「Dia」の招待コード申請に進みます。
まず、「Dia」のトップページから「Join the waitlist →」をクリックし、登録ページでメールアドレスを入力します。メールアドレスは「Arc」で登録したメールアドレスにします。

「Dia」から招待コードの通知が届く

「Dia」から招待コードの通知が届く

自宅と会社で数台「Arc」ユーザーの優先招待コードで申請しましたが、いずれも1日前後で招待コード申請許可のメールが届きました

「The Browser Company」から招待コードがメールで届いた

「The Browser Company」から招待コードがメールで届いた

いよいよ「Dia」を起動します。
「Dia」を最初に起動すると、ユーザー登録の画面が出ます。
ユーザー登録をすると、メールアドレスと招待コードを入力する画面になります。
ユーザー登録をしたメールアドレス宛に即招待コードが届きますので、それを「Dia」の招待コード欄に入力します。

ここから招待コードを入力する

ここから招待コードを入力する

その後、初期設定の手続き画面が続きます。
その初期設定の画面は、設定画面がすべて英語なので英語が苦手な方(私もそうです)は躊躇してしまうと思います。
しかし、ほとんどは後から変更できるようなのでスキップできるのはスキップしていまいましょう。
私は「DeepL」で翻訳しながら設定しましたので、その方法でゆっくり進めるのもOKです。

「Dia」の特徴

AIブラウザ「Dia」のトップ画面

AIブラウザ「Dia」のトップ画面

これらの初期設定が完了し、やっと「Dia」が使えるようになりました。
まず、「Dia」の特徴を知りメリットを活かす使い方をすることが大切です。
それらについては、私が長々と説明するより「Dia」自身に聞いた方が確かでしょう。
その結果の「Dia」自身の回答が下記になります。

複数タブを横断してAIが情報をまとめたり比較できる

Diaでは、複数のWebページやファイルを同時に開き、それらをAIが一括で要約・比較・分析できます。例えば、複数のショッピングサイトの価格や特徴をまとめて比較したり、複数の記事の共通点や違いを抽出することが可能です。従来のAI検索や生成AIは1ページごとの対応が主流ですが、Diaは「タブ横断」が大きな強みです。

開いているWebページやPDF、YouTube動画の内容をAIが即座に要約・分析できる

閲覧中のWebページやPDF、YouTube動画の内容を、AIがその場で要約したり、内容の深掘りやポイント抽出ができます。動画の場合はタイムスタンプ付きで要点をまとめることも可能です。これにより、長い資料や動画も短時間で把握できます。

タブやファイルをプロンプトに組み込んで、AIに指示できる

AIへの指示文(プロンプト)に、開いているタブやファイルを「@」や「+」で指定して組み込めます。例えば「@タブA @タブB の内容を比較して」や「+PDFファイルの要点をまとめて」など、複数の情報源を同時にAIに扱わせることができます。

よく使うプロンプトを「カスタムスキル」として登録し、ショートカットで呼び出せる

頻繁に使うAIへの指示(プロンプト)を「カスタムスキル」として登録できます。例えば「/summary」でページ要約、「/mail」でメール返信文作成など、ショートカットで素早く呼び出せるため、作業効率が大幅に向上します。

AIチャットの応答スタイルや文章トーンを細かくパーソナライズできる

AIの返答スタイル(フォーマル・カジュアル・箇条書き・エッセイ風など)や、好みの文章トーンを細かく設定できます。自分の好みに合わせてAIの話し方や書き方をカスタマイズできるのは、他のAIサービスにはあまりない特徴です。

Google Chromeのブックマークや拡張機能を引き継げる

DiaはChromiumベースのため、Google Chromeで使っていたブックマークや拡張機能をそのまま引き継いで利用できます。これにより、Chromeからの移行もスムーズです。

サイドバーやフローティング表示など、AIチャットの表示方法を自由に選べる

AIチャットは画面右側のサイドバー表示だけでなく、好きな場所に移動できるフローティング表示も可能です。作業内容や好みに合わせて柔軟にレイアウトを変更できます。

最大5つまでの画面を同時に表示できる「スプリットビュー」機能

最大5つのタブを1画面に分割して同時表示できます。複数の情報を見比べながら作業したいときや、資料を参照しながら文章作成したいときに便利です。

プライバシー重視設計(個人データの収益化なし、ローカル保存、広告・トラッキングブロック)

Diaは「個人データで収益化しない」方針を掲げており、ユーザーのデータは暗号化されてローカル保存されます。サードパーティの広告やトラッキングもブロックされ、プライバシー保護が徹底されています。

これらの特徴により、Diaは単なるAI検索や生成AIとは異なり、日常の情報収集や作業効率化を大きくサポートします。

使用した感想

「Dia」自身に特徴を聞きましたが、実際に使った私の感想を述べます。

第一の感想は、
手間がかからず便利
ということです。

最も便利だと感じたのは、コピー&ペーストやドラッグ&ドロップの必要がなくなることです。
「生成AI」は単独のソフトウェア(アプリ)です。
元となるデータや検索Webサイトは「生成AI」ソフトウェアとは別のところにあるので、その都度「生成AI」にコピー&ペーストやドラッグ&ドロップする必要がありました。
それは「生成AI」を使うために必須な作業と考え、疑問を持ちませんでした。

しかし「Dia」を使ったところ、必須だと思っていた作業が実は不要だったとわかりました。
ブラウザと一体になったことで、WebサイトのURLのコピー&ペーストや画像のドラッグ&ドロップが不要になりました。
同一の「Dia」ブラウザの中で作業が完結します。
今後「生成AI」を使う機会がますます増えると予想されるので、これらの作業が不要になることによる利便性は大きなアドバンテージになります。

「カスタムスキン」を自由に設定できる

「カスタムスキン」を自由に設定できる

まず設定した「カスタムスキン」

まず設定した「カスタムスキン」

ただ、改善ポイントも見つけました。
それが質問エリア欄の横幅で入力した文章で折り返しできないことです。
昨今のWebサイトのフォームならコメント欄などでは自動で折り返してくれるので、それが実装されていないのには少々驚きました。まだ、β版だからとも言えますが…
「Dia」に聞いたところ、故意に改行しても回答に問題はでないからそのように対応して欲しいとの返答を得ました。

入力欄が改行しない件を「Dia」に質問した

入力欄が改行しない件を「Dia」に質問した

無料版のうちに使い倒そう

「Dia」が利用しているのは「OpenAI」の最新「ChatGPT 4.1」です。
通常、「OpenAI」から「ChatGPT 4.1」を利用する場合、日本では月額料金が約3,000円ほどかかります。
現在「Dia」は無料なので、その費用は「The Browser Company」が負担していることになります。
「Dia」は現在β版で「Apple Silicon」のみに対応しているための限定措置と考えるのが自然です。

今後、「Windows」版やスマホ版に対応し正式版になった際には有料化されることは確実でしょう。
その際の月額料金がどの程度になるかは不明ですが、「OpenAI」の価格が参考になるはずです。
私は遅くとも今年中には「Windows」版やスマホ版がリリースされ、正式版になると考えています。

したがって、月額料金約3,000円の「ChatGPT 4.1」が無料で使えるのは今だけです。
このチャンスを有効に活用するためにも招待コードを早急に取得し、なるべく早く「Dia」を使い倒すことをお薦めします。

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