メーラー「Spark」からの乗り換えを検討

「Spark Mail」 Mac

私は長いこと「Spark」というメーラーを利用して来ました。
「Spark」は、「macOS」、「iPhone」「iPad」、「Apple Watch」など「Apple」端末の多くに対応。無料なのにUIも、使い勝手も優れていて「Apple」純正「メール.app」より「Apple」らしいとの印象を持っています。
そのため、「Spark」以外のメーラーに乗り換えることは考えていませんでした。

旧メーラー「Spark」

旧メーラー「Spark」

そのお気に入りの「Spark」が2024年に大幅に仕様変更し新しく「Spark Mail」として生まれ変わりました。しかし、私はこの大幅な仕様変更に気付かなかったのです。
なぜなら、既存の「Spark」ユーザーは強制的に「Spark Mail」に移行されるのではなく、今まで通り使い続けられていたからです。

私が「Spark Mail」に気付いたのは、会社で新たに「Mac」を買い替えた際に、「Apple Store」から新規インストールしたからです。
「Apple Store」からダウンロードし、新規インストール。「Spark」を立ち上げたところ、インターフェースが今まで見慣れた画面ではありませんでした。
その時は、アップデートでインターフェースが変っただけと思っていました。
しかし、実際に使い始めてるとインターフェースだけでなく操作系が大幅に変更しているのに気付きます。

「Spark Mail」の機能

「Spark Mail」の機能

そこで、確認したところ、「Spark」が大幅な仕様変更に伴い新しいソフトウェアとなっていたのです。
「Spark Mail」のWebサイトでは、

・情報過多を克服し、あらゆる雑念を払いのけ、重要な作業に没頭できるようデザインされたツールで、新しい働き方を定義
・ノイズの除去 重要なことに集中し、不要な雑念を排除

と改善点を列挙しています。

使い慣れていないだけで、しばらくすれば仕様変更のメリットを実感するのではと期待し、そのまま使い続けました。
時間が経過しましたが、やはりダメ…
しばらく使っていても使用が悪化した印象は改善せず、正直使い続けるのが苦痛になるレベルでした。

新しいメーラー「Spark Mail」は使いづらかった

新しいメーラー「Spark Mail」は使いづらかった

悪化した印象の原因は単純です。情報が隠されたため必要な情報を見つけるための不必要な作業を強いられるようになったのです。
スマートな印象を得たいがため操作感が悪化するという、いわば良くある話です。

メーラーはメールを確認するだけのソフトウェア。それだけのために余計な手間を強いられ、本来の作業に集中できないのではマイナスでしかありません。

代替えのメーラー探し

「Spark Mail」を使い続けた結論は、このインターフェースでは使い続けるのは無理! です。

そこで解決策を探しました。
その結果、解決策は下記の2つになりました。

  • 新しいメーラーを探す
  • 「Spark」に戻す

まず、代替えのメーラーを検討しました。
候補として、

  • 「AirMail」
  • 「Apple」純正「メール.app」
  • 「Thunderbird」

の3つをピックアップしました。

「AirMail」

「AirMail」

「AirMail」

「AirMail」は「Spark」同様評価が高いメーラーです。
有料版もありますが、基本機能は無料で使えるとのことで試してみました。
しかし、評価とは異なり日本語入力が正常に機能しないという致命的な欠点が判明します。
私の端末だけの事例かとレビューを調べたら、かなり有名な事例でした。
メーラーで日本語入力ができないのでは要をなしません。
残念ながら、不採用です。

「メール.app」

「Apple」純正「メール.app」

「Apple」純正「メール.app」

次は、「Apple」純正の「メール.app」です。
今後、「Apple」の端末で重要な役割を担う「Apple Intelligence」を活用するならメーラーも「Apple」純正にすることで有利に活用できるでしょう。
そこで、「メール.app」を久々に操作しましたが印象は、「可もなく不可もなく」。飛び付く程ではないとの印象です。
まぁ、今後「Apple Intelligence」でのメリットが感じられるようになったら乗り換えもアリかなと考えているというのが正直なところです。

「Thunderbird」

「Thunderbird」

「Thunderbird」

歴史がある「Thunderbird」。
昔ながらのインターフェースを古くさいと感じるかも知れないが、オープンソースで広告塗れになっていないのは嬉しい点。
アピールポイントはないが、見た目ではなく堅実性を求めるなら十分活用できるメーラーです。

「Spark」をインストール

「AirMail」、「メール.app」、「Thunderbird」を試験運用しましたが、強く乗り換えを促すようなアピールポイントがありませんでした

「Apple Store」にある「Spark」と「Spark Mail」

「Apple Store」にある「Spark」と「Spark Mail」

そこで、「Spark」に戻すことを選択しました。
「Spark」をインストールしていない端末では「Apple Store」から新たにダウンロードすることはできません。
しかし、「Spark」をインストールしている「Mac」から「Spark.app」をUSBメモリーなどにコピーし、新しい「Mac」に移動すれば動作するとのことです(「ChatGPT」からの返答)。
この方法で会社の新しい「Mac」にインストール。無事に新しい「Mac」で「Spark」が起動しました。

将来的には「Spark」はバージョンアップが停止し、サポートも終了することが予想されますが、サポートが続くまで「Spark」で凌ぎ切るつもりです。
サポートが切れるまで数年の猶予があるはず。その間のメール環境やメーラーの変化を見ながら「Spark」の代替えになるメーラーを探すつもりです。

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