スニペットツールを「TypeIt4Me」から「Espanso」に乗り換える

オープンソースの「Espanso」 Mac

スニペットツールを「TypeIt4Me」から「Espanso」に乗り換えました。
理由は、「TypeIt4Me」が「Intel」版ソフトウェアだったので、将来を見据えたら「Apple Silicon」対応の「Universal」版ソフトウェアに替えるのが無難と考えたからです。

乗り換えの理由

「Apple」が今年の6月開催した「WWDC25」で「Rosetta 2」の提供を「macOS 27」までで終了と発表しました。
「Rosetta 2」の提供が終了すると「Intel」版ソフトウェアが動かなくなります。
「macOS 27」まで提供されるので動かなくなるのは、2027年9月の「macOS 28」からになります。

あと1年半とも言えますが、そもそも「macOS 28」にアップデートせず「macOS 27」のままにしておけば2027年9月以降も使い続けられます。
とは言いながら、結局はどこかのタイミングで「Universal」版ソフトウェアに切り替えなければならないのは確実。遅いのか早いのかの違いだけです。

「Intel」版だった「TypeIt4Me」

「Intel」版だった「TypeIt4Me」

そこで、現在使用している「M1 Mac mini」にインストールしているソフトウェアで「Intel」版がどれだけ残っているか純正の「アクティビティモニタ」で調べました。
「アクティビティモニタ」のメイン画面の中の「種類」で「Intel」と表記されているのが「Intel」版ソフトウェアです。
幸い、ほとんどが「Universal」版ソフトウェアでほんの一部だけ「Intel」版ソフトウェアが残っている状況。その一部のひとつが「TypeIt4Me」でした。

現在使用している「TypeIt4Me」のバージョンは「5.x」。最新が「7.x」なので2世代前のバージョンになっていました。
調べたら「TypeIt4Me 7.x」はサブスクではなく買い切りだったのは良かったのですが、価格が3,000円とかなり高額(円安の影響も多々あるはず)です。
「5.x」からのアップデートの場合の割引もないので既存ユーザーも3,000円必要でした。

「TypeIt4Me」のWebサイト

「TypeIt4Me」のWebサイト

現在の「TypeIt4Me 7」は3,000円

現在の「TypeIt4Me 7」は3,000円

私が「TypeIt4Me」を何に使っているかと言うと、カッコを入力した時にカーソルをカッコの間に移動するケースとクリップボードのテキストをカッコ内に入力するケースの2つだけ。この2つの機能だけに3,000円は高いです。

そこで、同様の機能の別のソフトウェアを調べました。
利用したのは「ChatGPT」。「ChatGPT」で5つほどピックアップしてもらいました。結果、ほとんどが有料のサブスクでした。
その中で唯一無料だったのが「Espanso」。
「Espanso」は、オープンソースです。個人の開発者に依存していないので、中長期的に開発が継続的に行われる安心感もあります。

対応OSは「macOS」の他「Linux」と「Windows」

対応OSは「macOS」の他「Linux」と「Windows」

以上の理由から「Espanso」を最有力候補としました。
まずは、無料でオープンソースは気に入った点ですが、肝心な使い勝手がフィットしなくてはダメです。
そこで早速インストールし使い勝手を確認しました。
第一印象は今までと変らない使い勝手。「TypeIt4Me」から「Espanso」に乗り換えてもストレスがありませんでした。無料で乗り換えてこの使い勝手なら満足です。

「Espanso」の使い方

「Espanso」の最初起動時のオープニング画面

「Espanso」の最初起動時のオープニング画面

ただ、使い始めの設定で戸惑いました。
何故なら、他のスニペットツールにならあるスニペットをカスタマイズする設定画面がなかったのです。

ここで再度「ChatGPT」に聞きました。
返答は、「Espanso」にはスニペット設定画面なくファイルにコードを直接追記する必要があるとのこと…
中々にハードルが高い。無料は魅力的ですが、HTMLなどでソースコードに接していないとこの時点で挫折しても不思議ではありません。無料のためのハードルとして、これをクリアーする気構えがあるか試されている感じでした。

書き換えるのは、「ライブラリ>Application Support>espanso>match」内にある「base.yml」ファイルです。

今回私が追記するのは、
カッコを入力した時にカーソルをカッコの間に移動
クリップボードのテキストをカッコ内に入力
です。
このために追記したコードは下記です。

#monk26
– trigger: “;[[”
replace: “「$|$」”- trigger: “:[[”
replace: “「{{clipboard}}」”
vars:
– name: “clipboard”
type: “clipboard”- trigger: “;]]”
replace: “【$|$】”- trigger: “:]]”
replace: “【{{clipboard}}】”
vars:
– name: “clipboard”
type: “clipboard”- trigger: “;90”
replace: “($|$)”

– trigger: “:90”
replace: “({{clipboard}})”
vars:
– name: “clipboard”
type: “clipboard”

「Reload config」で更新

「Reload config」で更新

理解できず記述が間間違い正常に動作しない経緯もありましたが、上記のコードにたどり着き正常に動作するようになりました(めでたし、めでたし)。

他にもいろいろな機能がある

他にもいろいろな機能がある

まとめ

「Espanso」を使い続けていますが、その後も使い勝手で違和感の発生はありません。
無事にスニペットツールを「Universal」版ソフトウェアに移行できたと断言できる状況です。
今後は、まだ残っている「Intel」版ソフトウェアも徐々に「Universal」版に移行したいと思います。

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